営業終了、次はコヨーテの番!? 27頭を追って見えた「夜のゴルフ場」
GOLF DNA編集部🇺🇸
3行まとめ
- シカゴのコヨーテ27頭を追った研究では、ゴルフ場を昼は避け、夜は周囲にある割合に近い頻度で使っていた。
- 30の年間行動圏のうち27で、少なくとも一度はゴルフ場内の位置が記録された。
- 同じ芝生でも、人が使う時間と野生動物が使う時間は違う。
最終組が帰る。昼間はゴルファーが歩いていたコースを、夜に使う別の『利用者』がいる。コヨーテだ。シカゴ都市圏の追跡研究では、昼に避けていたゴルフ場を、彼らは夜には使っていた。
27頭を追うと、昼と夜で景色が変わった
研究者は2009〜2012年に追跡したコヨーテ27頭から、ゴルフ場を一定以上含む30の年間行動圏を調べた。そのうち27の行動圏では、少なくとも一度、コヨーテの位置がゴルフ場内で記録されている。
面白いのは利用の「時間」だ。ゴルフ場が行動圏にあるからといって、彼らは一日中そこへ通うわけではない。周囲にゴルフ場がある割合と実際の利用を比べると、昼は明らかに避ける傾向があった。一方、夜はその回避がほぼ消え、利用できる面積の割合に近い使い方になった。
つまり「夜のゴルフ場が大好き」とまでは言えない。でも、人の利用が多い昼には距離を取り、夜には使える緑地の一つになる。同じコースに、人と野生動物の違う時計が流れている。
全員が同じ時間割ではない
冬は夏より、昼にゴルフ場を避ける傾向が弱かった。ただし夜の季節差は、統計的にははっきりしなかった。『冬の夜は必ず集まる』といった話ではない。
個体差も大きい。ゴルフ場をよく使うコヨーテも、ほとんど使わないコヨーテもいる。27頭の平均だけで、すべての個体やすべてのコースを語ることはできない。
夜の訪問者は、危険の証拠ではない
ゴルフ場を使った記録は、人への攻撃を示すものではない。研究対象で問題行動が確認された1頭による犬への攻撃も、ゴルフ場ではなく住宅の庭で起きている。地域の自然保護当局も、コヨーテを見かけたこと自体を『問題』とはしていない。一方で、餌付けをしないよう呼びかけている。
昼はゴルファーの18ホール。夜は都市の野生動物が使える緑地。最終組がホールアウトして人のラウンドが終わると、夜のフェアウェイでは別の『ラウンド』が始まる。
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