ゴルフ場の12番ティーに生きたサメ 「鳥が落とした」は本当か
GOLF DNA編集部🇺🇸
3行まとめ
- 2012年、米カリフォルニアのゴルフ場12番ティー付近で生きたサメが見つかった。
- 傷を見たコース側は鳥が運んだと考えたが、落下を見た人は報道で確認できない。
- 州当局は人が捨てた可能性も示した。
2012年10月22日、米カリフォルニア州のサン・フアン・ヒルズGC。12番ティー付近でコースマーシャルが見つけたのは、ロストボールでもヘビでもなかった。芝の上で動いていたのは、生きたサメだった。
種類はレオパードシャーク。体長は約60cm、重さは約0.9kg。海から約6km内陸のゴルフ場にサメがいる。状況だけなら、かなり雑な映画の導入である。
12番で見つかり、海へ戻された
マーシャルはサメをゴルフカートに乗せてクラブハウスへ運んだ。体には出血を伴う刺し傷があったという。スタッフはバケツに水を入れ、海の生き物だと思い出して厨房の海塩を加えた。従業員のブライアン・スタイザーが海まで運び、放した。
最初、サメは水面で動かなかった。やがて体勢を戻し、泳ぎ去った。当時のクラブ関係者が語った、確かめられる救出の結末はそこまでだ。その後も生き延びたかどうかは分からない。
鳥が落とした? それとも誰かが置いた?
なぜサメが12番にいたのか。コース側が考えたのは、ミサゴなどの鳥が海から運び、途中で落としたという筋書きだった。根拠は体に残った刺し傷。発見現場を見た人の推測としては自然だ。
しかし、当時の報道に登場するマーシャルが見たのは、すでに芝の上で動いているサメ。鳥がつかんで飛ぶところや、空から落ちる瞬間を見たという証言は確認できない。「サメがいた」は事実でも、「鳥が落とした」は別の話だ。
さらに、カリフォルニア州の魚類野生生物当局は、レオパードシャークには違法取引があり、飼育されていた個体が捨てられた可能性も示した。ただし、誰かがサメを置いた証拠も示されていない。鳥説にも人為的な投棄説にも、決め手はない。
面白い話ほど、最後の一歩を急がない
「空からサメが降った」のほうが、見出しとしては強い。でも、この話で本当に確かなのは、12番ティー付近に生きたサメがいたこと、スタッフが海へ運び、泳ぎ去るのを見たことだ。
ゴルフ場でサメに出会うだけでも十分すぎる珍事件。そのうえ、もっともらしい説明が二つ残り、どちらも確定しない。2012年の12番が今も面白いのは、そこかもしれない。
出典:cbsnews.com / abcnews.com
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