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ゴルフ場の足元30mに巨大浄水場!? NYの9ホールは今も営業中
GOLF DNA編集部🇺🇸
3行まとめ
- ニューヨークのモショルGCでは、ゴルフ場用地の地下約30mに巨大な浄水場がある。
- 市は施設を地下に造り、上のゴルフ場を工事後に戻せることを用地選定の理由にした。
- 浄水場は2015年に稼働し、9ホールは現在も営業中。
ニューヨークのゴルフ場でティーショット。その敷地の足元では、街の飲み水をつくっている。
ブロンクスのモショル・ゴルフコース。その地下約30mにあるのは、クロトン水系の巨大な浄水場だ。最大処理能力は1日約11億リットル。なぜ、よりによってゴルフ場の下に造ったのか。
「水道かゴルフか」の二択にしなかった
ニューヨーク市は1998年、8つの候補地を含む17案を比較して、モショルを優先候補に選んだ。連邦政府からクロトン水系をろ過する施設の建設を求められていたが、地上の土地を丸ごと浄水場にする必要はないと考えた。
市が挙げた利点は、施設の大部分を地下に収め、工事後にゴルフコースやクラブハウス、練習場を再建できること。浄水場に加えて貯水・送水設備も同じ場所へまとめられる。**地上はゴルフ、地下は水道**という使い分けだ。
屋根に土をかぶせ、芝を戻した
市によると、工事で100フィート、約30mの深さまで掘り下げた。2010年には浄水場の屋根を設置し、その上を土で覆って芝をまいた。施設は2015年に稼働を始め、総事業費は32億ドルに達した。
巨大な設備を隠せば、地上は元通り――と書きたくなるが、そこは少し違う。2026年9月29日にコース運営者の案内を見ると、9ホールとチッピング・パッティング施設は営業中。一方、ドライビングレンジには「CLOSED」と表示されている。浄水場の屋根の上にゴルフ場全体が載っているわけでもない。
それでも、ゴルフ場を消さずに都市インフラの場所を確保したのは大胆だ。街を支える水が地下を通り、人は地上で今も球を打つ。モショルの9ホールは、土地を上下に分けたニューヨークの実験を見ながら回れるコースでもある。
出典:nyc.gov(2) / mosholugolf.com
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