徒歩18ホール、所要時間は6km歩行の3倍超――心拍は低め
GOLF DNA編集部🇫🇮
3行まとめ
- 平均68歳のゴルファー25人による試験で、徒歩18ホールの所要時間は平均210分だった。
- 約6kmの普通歩行は59分。
- ゴルフは停止や待機を含めて長い一方、心拍からみた強度は低め。
徒歩で18ホールを回る所要時間は平均210分。約6kmを普通に歩く課題の59分に対し、3倍を超えた。フィンランドの研究で測ったのは、歩き続けた時間ではない。ショット、待機、次打を考える時間も含むラウンド全体の長さだ。
2023年発表の試験には、平均68歳の健康なゴルファー25人が参加した。徒歩18ホール、約6kmの普通歩行、ポールを使う約6kmのノルディック歩行を順番を変えて行った。ラウンドではクラブを手引きカートに載せ、乗用カートは使わない。1人は体調のため18ホールを完了できなかった。
長いラウンドと、低めの心拍
ゴルフの移動距離は平均8.8km、歩数は約1万3400歩。普通歩行は約5.9kmで59分、ノルディック歩行は約6kmで61分だった。推定最大心拍数に対する運動強度は、ゴルフ61%、普通歩行76%、ノルディック歩行77%。ゴルフは止まったり待ったりする分、ラウンド全体での心拍負荷は低めだが、コース内の移動距離と総所要時間は長い。210分を『歩き続けた時間』と読み替えることはできない。
運動直後の収縮期血圧は3種類とも低下した。血糖値の平均変化はゴルフがほぼ横ばい、普通歩行では上昇し、両者に統計的な差が出た。中性脂肪はどの運動後も上がった。数値上、増加幅はゴルフで最も小さいが、普通歩行との差は統計的に明確ではない。
この研究は、同じ人が運動を変えたときの一時点の反応を比較したもの。ゴルフは歩行課題より長く、参加者は全員普段からラウンドをする人だ。消費エネルギーは腕時計型機器による推定で、血糖も運動後の一時点しか測っていない。長期の健康効果や『ゴルフが歩行より優れる』という結論にはつながらない。
日本の乗用カートで回る18ホールにも、8.8kmという距離はそのまま当てはまらない。心拍数だけでラウンドを『軽い』と片づけず、どれだけ移動し、どう回ったかを見る。試験が教えるのは、そんな運動の捉え方だ。
出典:pmc.ncbi.nlm.nih.gov / uef.fi
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