芝ゼロの砂漠コースとセントアンドリュースを結んだ「小さな鉱山」
GOLF DNA編集部🇦🇺
3行まとめ
- 豪州のクーバーペディには、芝がなく黒いパッティング面を持つ18ホールがある。
- フェアウェイでは約15センチ四方の人工芝を持ち歩いて打つ。
- セントアンドリュースとの限定的な相互利用は、オパール鉱山をめぐる冗談から始まった。
ゴルフ場に芝が1本もない。しかもパットをする面は黒い。オーストラリアの砂漠にあるクーバーペディ・オパール・フィールズ・ゴルフクラブは、そんな18ホールだ。
このコースがゴルフの聖地セントアンドリュースと結んだ縁は、立派なコース設計でも大会実績でもなく、「オパール鉱山」をめぐる冗談から始まった。
足元の「芝」は持って歩く
クラブの公式説明では、ティーには人工芝を敷き、フェアウェイでは約15センチ四方の人工芝に球を置いて打つ。グリーンに当たる「スクレープ」は、地元の採石粉と廃油を混ぜた面。岩に球が止まって動かせないときは、ホールに近づかない最寄りの地点へ無罰でドロップできるローカルルールもある。
砂漠を普通の緑のコースに作り替えるのではなく、道具とルールを土地に合わせた。クラブは1976年に発足し、1996年に18ホールになった。公式サイトは2026年9月も営業を案内している。
セントアンドリュースへ送ったもの
米Golf Digestが2024年に報じた経緯は、いかにもこの町らしい。2003年の衛星インタビューを通じてクラブ関係者がセントアンドリュース・リンクス側と知り合い、相互利用の話が冗談半分で出た。「オパール鉱山をくれるなら」という返しに、クーバーペディ側は小さな穴の採掘権を示す書類とオパールを送ったという。2004年、限定的な相互利用が実現した。
ただし、ここでいうセントアンドリュースは名門オールドコースを自由に回れるという意味ではない。同誌が伝えた条件は、9ホールのバルゴーブ・コースを1月に利用できるというもの。1日8人までなどの制限もある。
芝のない砂漠のコースと、ゴルフの聖地。対照的な二つをつないだのは、互いの土地らしさを面白がるユーモアだった。
出典:cooberpedygolfclub.com.au(2) / Golf Digest
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- 2026年9月も営業中。