ティーへ行くのにヘリがいる。400m下を狙う南アのパー3
GOLF DNA編集部🇿🇦
3行まとめ
- 南アフリカの「Extreme 19th」は、ティーへ向かうのにヘリコプターが必要なパー3。
- グリーンは約400m下。
- リゾートは打球の滞空時間を20〜30秒と案内する。
普通のパー3なら、ティーへ歩いていき、距離を見て番手を決める。南アフリカの「Extreme 19th」では、そこへ行く最初の手段がヘリコプターだ。山頂のティーから、約400m下のグリーンを狙う。
最初の一打より先に、ヘリに乗る
Extreme 19thは、Legend Golf & Safari Resortの特別な19番ホール。ティーはHanglip Mountainの上にあり、リゾートによるとアクセスはヘリコプターだけだ。
公式ページが示す距離は361m、約395ヤード。だが数字をヤードに直しただけでは、このパー3の異様さは伝わらない。グリーンはティーより約400m下にあり、ボールの滞空時間は20〜30秒という。
普段のショートホールなら、球が飛び出した直後から着地点を追う。ここでは山の上から打ち下ろし、長い時間をかけて谷底へ落ちていく球を見ることになる。いつもの「残り何ヤードだからこの番手」という感覚は、そのままでは使えない。
アフリカ大陸の形をしたグリーン
谷底にあるグリーンは、アフリカ大陸の輪郭をかたどっている。2009年のギネス世界記録のページにも、山頂のティー、ヘリによるアクセス、アフリカ形のグリーンが記録されている。
同じ記録ページには、最初にこのホールをパーで上がった選手としてパドレイグ・ハリントンの名が載る。世界のトップ選手でさえ、まず「3打で上がった」ことが記録になる。距離だけでなく、高さがゴルフを別物にしたのだ。
なお、その2009年の記録と現在のリゾート案内では、距離や落差の表記が異なる。測定方法やティー位置の違いは確認できないため、ここでは現在のリゾートの数字を採用した。
閉鎖を経ても、また打てる
この19番は昔話で終わっていない。リゾートの沿革によると、ゴルフ場は2019年に閉鎖されたが、その後Extreme 19thも再整備された。現在の公式予約ページには、2026年10〜12月の体験日程が掲載されている。事前予約・決済が必要で、飛行は天候にも左右される。
約395ヤードのパー3。約400m下のグリーン。20〜30秒、空を飛ぶ球。
それだけでも十分に変わっている。でも一番おかしいのは、ショット以前の部分かもしれない。普通は「次のティーへ移動する」ことを競技とは考えない。この19番では、その移動から一打の物語が始まる。
ゴルファーが最初に選ぶのは番手ではない。
**まず、ヘリに乗る。**
出典:legendgolf.co.za(2・3) / guinnessworldrecords.com
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