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バックスイング中の 球に、 隣ホールの 球が 直撃 前年は 葉っぱで 2罰打の ペターソン
クラブを引いたら、打つはずのボールが横へ動いた。風でも、自分が触ったわけでもない。隣のホールから転がってきた別の球が、目の前の球を弾いたのだ。
2013年6月14日の全米オープン、メリオンゴルフクラブで起きた出来事である。カール・ペターソンは5番フェアウェイで第2打を打とうとしていた。バックスイングを始めたところへ、隣接する2番でブランドン・クリックが打ったティーショットが転がり込んだ。
ペターソンはスイングを止めた。当時の本人の説明も、クラブを引いたときに別の球が当たり、止めることができた、というものだった。
同じ衝突でも、二つの球の戻り先は違う
全米ゴルフ協会(USGA)の規則教育担当者ジェイミー・ウォレスは、2017年の解説でこの場面を取り上げた。処置は両者で異なる。
ペターソンの球は、止まっていたところを別の球に動かされた。元の位置へ戻す。一方、クリックの球はショットの途中で偶然ぶつかったものなので、衝突後に止まった位置からプレーする。どちらにも罰打はなかった。
『二つの球が当たった』という一つの出来事を、止まっていた球と、動いていた球に分けて扱う。それで処置が決まる。
前年は、葉っぱを動かして2罰打
ペターソンは前年にも、バックスイングが規則上の問題になっていた。2012年全米プロ最終日の1番、ウォーターハザード内から打った際のことだ。
PGAオブアメリカ規則委員会の当時の説明によると、クラブで芝に触れること自体は認められていた。しかし、クラブを引いた際に落ち葉も動かした。旧規則13-4cに触れるとして2罰打が加わり、パー4は6となった。
葉っぱが動けば2罰打で、球そのものが弾かれても無罰。見た目の大きさでは逆に感じるが、前年は本人が当時禁じられた行為をしたか、翌年は他の球が動かした球をどう戻すかという、別の問題だった。
今のラウンドで役立つのは、原因を確かめること
現在の規則9.6でも、他の球など外的影響が止まっていた球を動かしたと分かっている、または事実上確実な場合は、無罰で元の位置にリプレースする。位置が分からなければ推定する。グリーン以外から打った球が他の球に偶然当たった場合、通常は規則11.1により、止まった位置から無罰で続ける。
ただし、ストロークプレーで両方の球が打つ前からグリーン上にあり、パットが止まっていた球に当たった場合は、打った側に2罰打。このメリオンの場面とは違う。
また、バックスイング中に球が動き、そのままストロークを行った場合には規則9.1bの特別な扱いがある。ペターソンは止めているので、今回の話と混同しない。
2012年の葉っぱの扱いも、そのまま現在へ持ち込めない。2019年改訂で、ペナルティーエリアでも落ち葉などのルースインペディメントを取り除けるようになった。過去の珍しい映像を見るときも、自分のラウンドで判断するときも、球が動いた原因と適用する規則を分けて考えたい。
3行まとめ
- 2013年の全米オープンで、ペターソンがクラブを引くと、隣ホールから来た球が自分の球に衝突した。
- スイングを止めたペターソンは元の位置へ、打ったクリックは止まった位置から。
- 前年の全米プロでは葉っぱを動かして2罰打。
出典:exclusive.multibriefs.com / geoffshackelford.com / shackelford.squarespace.com / The R&A(2) / USGA
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