カニにボールを持っていかれたら? 島のゴルフ場には本当に専用ルールがある
GOLF DNA編集部🇨🇽
3行まとめ
- オーストラリア領クリスマス島のゴルフ場には、カニが球を持っていく場合のローカルルールがある。
- 公園当局の2024年発表では、島のアカガニは1億匹超。
- 大移動期にはコースも赤く染まり、道路にはカニ用の橋まで架かる。
『カニがボールを持っていった時』のルールが、ゴルフ場にある。冗談ではない。
オーストラリア領クリスマス島のクリスマス・アイランド・ゴルフクラブは、公式サイトでカニによる球の持ち去りに関するローカルルールがあると説明している。島の国立公園を管理するParks Australiaも、この珍しいルールを紹介する。
島の住人は、ゴルファーより多い
コースは9ホール、パー64。海と熱帯林に挟まれた緑のフェアウェイを、アカガニや大型のヤシガニ類が歩く。単に『たまに動物が出る』という話ではない。
Parks Australiaは2024年、島のアカガニの推定個体数が1億匹を超えたと発表した。これは島全体の数字で、1億匹がゴルフ場を横切るという意味ではない。それでも繁殖期には大量のカニが森から海へ移動し、クラブによればコースが『赤い海』のようになる。
移動は雨季最初の雨が合図。通常は10~11月に始まるが、12月や1月にずれ込むこともある。カニの波が道路を渡る日は、ゴルファーが来場や帰宅の時刻を合わせることさえあるという。
ティータイムより、カニの通り道
公園当局は移動のピークに道路を閉鎖し、カニ用の橋や誘導柵を設ける。人間がカニを避けてスケジュールを変える島なのだ。
では、本当に球を持っていかれたらどうするのか。クラブと公園の公開案内で確かめられるのは、専用のローカルルールが『ある』という事実まで。クラブが公開するルール資料にも、この場合の具体的な処置は見当たらない。何打の罰か、どこに球を置くかを想像で書くことはできない。現地でプレーするなら、その日のローカルルールをクラブに確認したい。
球の行方より先に、カニの行列を待つ。そんな18ホールならぬ9ホールが、インド洋の島にはある。
出典:christmasislandgolfclub.com(2) / christmasislandnationalpark.gov.au(2・3)
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