ステフィン・カリーのツアー初球はカートのカップホルダーへ 無罰救済が2回続いた
GOLF DNA編集部🇺🇸
3行まとめ
- NBAのステフィン・カリーは、2017年のプロツアー初球をカートのカップホルダーに入れてしまった。
- カートから出した後もカート道が邪魔になり、無罰の救済を2回続けて受けた。
- 当時と現在では最初のドロップ範囲が異なり、今も必ず2回になるわけではない。
ステフィン・カリーがゴルフのプロツアーで最初に打った球は、グリーンのカップではなく、カートのカップホルダーに止まった。2017年8月3日、当時のWeb.comツアーで行われたエリー・メイ・クラシックでの出来事だ。
球を取り出せば終わり、とはいかなかった。カートから救済を受けた後、今度はカート道からの救済が続く。ツアーデビューの最初の一打で、性質の違う2つの人工物を相手にすることになった。
カートをどけても、その下はカート道だった
全米ゴルフ協会(USGA)は翌8月4日の解説で、この処置を記録している。当時の規則24-1では、カートは動かせる人工物である「可動障害物」。球を拾ってカートを動かし、球が止まっていた位置の真下にできるだけ近い所へ、罰なしでドロップする扱いだった。
ところが、その真下はカート道だった。1回目の救済を終えても、球は道の影響を受ける。そこで当時の規則24-2による、動かせない人工物からの無罰救済を選んだ。道の障害がなくなる最寄りの地点を基準に、1クラブレングス以内へドロップした。
カップホルダーから球を出す処置と、カート道を避ける処置は別物だった。救済による罰打はなく、カリーはこの最初のホールをボギーで終えた。
今なら、最初のドロップで道を避けられる場合もある
この珍事を、そのまま現在の手順として覚えるのは早い。現行規則15.2a(2)では、グリーン以外で球が可動障害物の中や上にある場合、球を拾い、障害物を取り除き、球の真下の推定地点を基準にした1クラブレングスの救済区域へドロップできる。区域は基準点と同じコースエリア内で、ホールに近づかない範囲に限られる。
その区域がカート道の外側にも及んでいれば、最初のドロップで道の障害も避けられる可能性がある。これは現行規則の救済範囲から考えられることで、当時の現場で確実にできたと検証したわけではない。
最初の救済後も道が球や構え、意図するスイングに干渉するなら、条件を満たす場合に規則16.1の救済を選べる。球がフェアウェイやラフなどを含むジェネラルエリアにある場合は、完全に道の障害がなくなる最寄りの地点から1クラブレングスの区域へ。この区域もジェネラルエリア内で、ホールに近づかず、道からの障害をすべて避ける必要がある。
2017年のカリーは、カートから出た後の球にも、カート道という別の障害が残っていた。救済は1回受けたら終わりではなく、移した先の球の状態に応じて、もう一度判断する。
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