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全米女子オープンでクラブが別州へ エイブリーは借り物で73、予選通過

GOLF DNA編集部🇺🇸

3行まとめ
  • 2025年全米女子オープンで、アマリ・エイブリーのクラブが取り違えで別州へ運ばれ、本人は借りた一式で73を打って予選を通過した。
  • 貸し手は同じUSCでプレーしたガブリエラ・ラッフルズで、クラブのメーカー・モデルも同じだった。
  • 自分のセットが戻っても、中断した第2ラウンドの残り2ホールは借りたクラブで終えた。
クラブの入ったバッグを貸し渡す場面を象徴するAI生成の水彩イラスト。実在選手の肖像や当日の受け渡し場所、使用クラブ・バッグ・服装を再現したものではない。

自分のクラブだけが別の州へ出発してしまった。それでも全米女子オープンの第2ラウンドを73で終え、予選を通過した。2025年、エリンヒルズでアマリ・エイブリーに起きた出来事だ。

借りたのはガブリエラ・ラッフルズのクラブ一式。しかも、自分のセットが戻ってきた翌朝も、すぐには交換できなかった。

同じトラベルバッグを取り違えた

エイブリーと恋人のギャビン・オーリリアは、南カリフォルニア大学(USC)でプレーした選手同士。2人のトラベルバッグは同型で、別の試合へ向かうオーリリアが、エイブリーのクラブを持って出発してしまった。本人が取り違えに気づいたのは、スタートを控えた時間だった。

そこで助けになったのが、同じUSC出身のラッフルズだった。先に第2ラウンドを終えていた彼女から、バッグごと借りて出場。エイブリーは1オーバーの73、36ホール通算イーブンの144で予選を通過した。

USGAの大会記事によると、2人のクラブは同じメーカー・モデルだった。ただし、シャフトや長さ、ライ角、グリップまで同じだったとは確認できない。慣れた自分の一式ではないが、まったく違うモデルへ乗り換えた話でもない。

戻ってきても、第2ラウンドは借りたまま

5月30日のプレーは天候による遅れの後、日没で中断した。エイブリーも残り2ホールを翌朝へ持ち越した。

その間に、自分のクラブはウィスコンシンへ戻ってきた。それでも残り2ホールはラッフルズのセットで終えた。APの取材記事は、規則上、そのラウンドを始めた道具で完了する必要があったと報じている。

日付が変わっても、第2ラウンドが第3ラウンドになるわけではない。戻った自分のセットを使ったのは、第3ラウンドからだった。

借りて始めることと、プレー中の共有は違う

規則4.1bはクラブの上限を14本とし、使用できるクラブを、そのラウンドを始めたクラブと規則が認める追加のクラブに限っている。また、コース上でプレー中の別の選手が使っているクラブで打つことはできない。

今回、ラッフルズは自分の第2ラウンドを終え、エイブリーは借りた一式で自分のラウンドを始めた。2人がプレー中に同じクラブを使い回したわけではない。『他人のクラブだから使えない』という話ではなく、いつ借り、どのクラブでラウンドを始めたかが重要になる。

73と76は、クラブの性能比較ではない

自分のセットに戻った第3ラウンドは76だった。APは、その日は全体的にスコアが悪くなったとも伝えている。条件をそろえた比較ではない以上、借りたクラブの方が優秀だったとは言えない。

それでもエイブリーは、ラッフルズにパターやアイアンをもらいたいくらいだと冗談を言ったという。急な借り物でプレーを成立させ、道具にも好感触を得たことは、この一件の興味深いところだ。

借りたクラブで73、戻ったクラブは次のラウンドから。バッグの取り違えが、ラウンドの区切りで道具の扱いが変わることを具体的に見せた。

出典:uswomensopen.com / golfchannel.com / foxsports.com / The R&A