米ツアー8勝のチェ・キョンジュ、量販店で買ったアイアンで21位タイ
GOLF DNA編集部🇺🇸
3行まとめ
- チェ・キョンジュは2013年のメモリアル大会週、量販店で買った市販アイアンを4日間使い、21位タイに入った。
- 試打には自分の7番アイアンを持参し、振り心地とスイングウェイトを比較した。
- 普段の7番と同じ数値を求めたのではなく、違いを確かめて自分が欲しい感覚を選んでいた。
2013年のメモリアル・トーナメントが始まる週の月曜日。米オハイオ州ダブリンのゴルフ用品店「ゴルフギャラクシー」に、閉店約15分前、チェ・キョンジュ(K.J.チョイ)が現れた。すでにPGAツアー8勝を挙げていた選手が、大会で使うアイアンを買いに来たのだ。
当時のメモリアルでは、用具メーカーのツアーバンが会場内に入れなかった。チェは韓国からオハイオへ向かう機内で、店に行って新しいセットを探そうと考えたという。
持ち込んだのは、自分の7番アイアン
ゴルフダイジェストが店長とチェ本人に取材した記事によると、買うモデルは決めていなかった。ミズノのMP-59、MP-64、タイトリストのCBなどを試す際、比較のために持参したのが、自分のミウラ製7番アイアンだった。
チェが確かめたのは、振った感覚とスイングウェイト。スイングウェイトはクラブの重量配分を示す指標で、総重量そのものではない。持参した7番はD2とD3の間で、D3に近かったが、本人はもう少しD2に近いものを求めていた。
店長によると、試打は各クラブ10球未満。MP-64は最初の一振りで感触が合った。GolfWRXの店員への取材では、ほかの候補がD2〜D4だったのに対し、購入したMP-64は4番からPWまでの7本がすべてD2だったとされる。
店では長さやライ角も測定した。チェはグリップ交換も考えたが、確認を終えると交換を見送ったという。店長が振り返った買い物の所要時間は約45分だった。
店頭で買った7本を、試合の4日間に使用
GolfWRXは大会後、購入したMP-64をチェが4日間とも使ったと追記している。米国男子(PGAツアー)の公式結果は72、74、70、71。通算287、1アンダーの21位タイだった。
チェはゴルフダイジェストに、最初の2日間は少し不安だったが、その後クラブに慣れたと話している。なお、購入後に大会前の追加調整をしたかは確認できない。「店頭仕様のまま4日間」とまでは言えない。
市販かどうかより、普段のクラブとの違い
この買い物で参考になるのは、市販アイアンを選んだことだけではない。普段使う1本を持ち込み、振り心地と数値の両方を比べた点だ。
持参した7番と、新しいセットのスイングウェイトは同じではなかった。チェは違いを確認し、自分が求める感覚を選んでいる。D2という数字をそのまままねるより、試打に自分のクラブを持っていく。そのほうが、新しいクラブのどこが違うかを確かめやすい。
出典:Golf Digest / GolfWRX / Mizuno Golf 技術・研究情報 / PGA TOUR / golfworks.com
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