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日本最古の 神戸GCは 砂の グリーンだった 地中の 石ローラー3本から 始まった 復元
パットをする場所が、芝ではなく砂だった。1903年開場の日本最古の神戸ゴルフ倶楽部では、土を固めて砂を敷いたサンドグリーンが使われていた。2020年、その姿を再現するきっかけになったのは、地中から見つかった3本の石ローラーだった。
砂は障害物ではなく、パットする面
倶楽部の公式史によると、六甲山では岩を掘り起こし、雑草や笹の根を人の手で取り除くところからコース造りが始まった。1901年に最初の4ホール、1903年に9ホールで開場し、翌年には18ホールへ拡張。ティーイングエリアやグリーンは砂を固めて造られたという。
2020年の日刊スポーツの現地取材では、当時の支配人が、開場から全ホールに高麗芝のグリーンが行き渡るまで約30年間使われたと説明している。コース全体に芝がなかったという話ではない。現代なら短く刈った芝を思い浮かべるパッティング面が、土と砂でできていたのである。
石ローラーから、写真を頼りに造り直す
復元の約3年前、敷地の地中から古い整備用とみられる石ローラーが3本見つかった。関係者は写真などを手掛かりに、約2カ月かけてサンドグリーンを再現。2020年4月9日に公開した。
土を硬く締め、上に砂を敷く。復元では排水も考え、中央のカップには素焼きの植木鉢を代用した。ただし、細かな施工法を記した資料は乏しく、管理担当者は推測を交えて作業したと説明している。見える形に戻すことと、当時の状態を完全に証明することは同じではない。
「乗った」ではなく「入った」
週刊ゴルフダイジェストが当時取材した口伝には、砂の盛り上がりを手の甲で平らにできるローカルルールがある。周囲に縁があり、ボールがグリーンへ来ることを「入った」と呼んでいたという。
芝の速さを読む現在のパットとは、プレー面を整える作法から違っていた。砂は避けるべき障害物ではなく、最後の一打を転がすための材料だった。
復元で分かるのは、その造りと工夫の一端だ。当時のパットの速さや細かな凹凸まで実測できたわけではなく、2020年の公開を現在の一般向け体験案内として扱うこともできない。3本のローラーは、完成された芝のグリーンを前提にしない、日本のゴルフの始まりを考える手掛かりになっている。
3行まとめ
- 神戸ゴルフ倶楽部が2020年に復元したのは、開場当時に使われていた土と砂のグリーンだった。
- きっかけは地中で見つかった石ローラー3本。
- 写真を手掛かりに、約2カ月で形を再現した。
出典:kobegc.or.jp / nikkansports.com / golfdigest.co.jp
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- パットする場所も芝ではなく、砂を整えた「ブラウン」。
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