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同じパターが英国では禁止、米国では使用可 センターシャフトを巡る約40年

同じ一本のパターを持っていても、米国なら競技に使え、英国へ渡ると使えない。20世紀前半のスケネクタディ・パターには、そんな時代があった。シャフトをヘッドの中央寄りに付ける、今なら見慣れた形を巡る話だ。

中央寄りにシャフトが付く古風なアルミ色のマレット型パターの概念イラスト。特定の博物館所蔵品の再現ではない。

パットに悩んだ技術者の工房から

ニューヨーク州ゴルフ協会の歴史記事によると、考案したのはGEの技術者アーサー・F・ナイト。自分のパットの不安定さを道具の問題と考え、1902年にセンターシャフトのマレット型パターを製作した。木と鉛の試作から、アルミニウムを使う形へ改良したという。

そのクラブを手にしたウォルター・トラヴィスは、1903年の全米アマチュア選手権で3度目の優勝。翌1904年には全英アマチュア選手権も制した。街の名を取ったスケネクタディの名が、ゴルフの用具史に残ることになった。

分かれたのは、同じ言葉の解釈

USGAの公式解説は、1910年にR&Aがマレット型の用具に関する裁定を追加したことを転機としている。R&Aの下ではスケネクタディ型が認められなくなった一方、USGAはマレット型の解釈を異にし、米国での使用を認め続けた。

つまり、英国で使えないという理由だけで米国でも使えないとは限らなかった。違いが解消されたのは1952年。両団体が初めて共通のゴルフ規則を発行し、パターのシャフトをヘッドの任意の位置に固定できると定めた。

米国人の全英アマ優勝への報復だった、という逸話も語られる。しかし、それを禁止の動機として断定することはできない。公式解説で確認できるのは、形状の分類と規則解釈の違いである。

中央にシャフトがあれば、何でもよいわけではない

現在のR&Aの用具規則でも、パターにはシャフトなどをヘッドの任意の位置へ取り付けられる例外がある。ただし、ヘッドの形や構造など、ほかの規定まで免除されるわけではない。

見慣れたクラブの形にも、認める範囲を長く議論した歴史がある。スケネクタディの場合、新しい道具が登場したことだけでなく、それを同じ言葉でどう分類するかが、使える場所を分けていた。

3行まとめ
  • センターシャフトのスケネクタディ・パターは、20世紀前半の英国では使えず、米国では認められていた。
  • 発明したのはパットに悩むGEの技術者。
  • そのパターを使ったトラヴィスが全米アマと全英アマを制した。

GOLF DNA編集部🇬🇧

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出典:USGA / nysga.org / jgja.jp / The R&A

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パットを始めたらカップインまで 1968年の規則は2年後に廃止

3行まとめ
  • 1968年のゴルフ規則には、最初のパット後は原則としてカップインまで続けて打つ「連続パット」があった。
  • USGAによると、1966年に任意のローカルルールとして始まり、1968年に規則化、1970年に廃止された。
  • 1966年全米オープンでは、パーマーがキャスパーのバーディーパットより先に自分のパーパットを終えた。
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