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フェアウェイの真ん中に戦没者慰霊碑 スコットランドの名物ホールと「追悼の鐘」

グリーンを狙う途中に、大きな石の慰霊碑が立っている。スコットランドのネシーブリッジにあるアバネシーGCでは、地域の戦没者を追悼する場所が、8番フェアウェイの中央にある。

フェアウェイに立つケルト十字型慰霊碑を象徴する概念イラスト。実在の慰霊碑や会場の正確な再現ではない。

ホール名は「モニュメント」。現在のクラブ公式案内にも掲載され、男性用はパー3、女性用はパー4とされている。9ホールのコースの中で、この8番にはゴルフの攻略だけでは説明できない特徴がある。

8番に刻まれた地域の記憶

戦没者慰霊碑を記録するWar Memorials Onlineによると、白い石のケルト十字が灰色の台座の上に立ち、第一次・第二次世界大戦の戦没者の名を残している。同サイトには、1922年7月20日付の新聞『スコッツマン』が除幕式を報じたという引用もある。新聞の発行日を、そのまま除幕の日付とすることはできないが、100年以上前の記録へつながる石碑だ。

丘の向こうへ知らせる、もう一つの追悼

ゴルフとしても手ごわい。ナショナル・クラブ・ゴルファーの2016年の記事では、白ティーから244ヤードのパー3。丘を越えるためグリーンが見えず、慰霊碑が方向の目印になることもあると紹介していた。244ヤードは当時の設定で、現在の全ティーに共通する距離ではない。

同記事には、もう一つ印象的な設備が登場する。グリーン付近の「追悼の鐘」だ。会員2人が寄贈し、前の組がグリーンを離れたことを後続へ知らせる役割を持っていた。鐘は、慰霊碑にも名を刻むトーマス・スチュワート・ショー軍曹に捧げられたという。見通しの悪いホールで安全を支える道具が、追悼の意味も帯びていた。

1998年に撮影された写真の説明にも、8番フェアウェイ上の慰霊碑が記録されている。一方、鐘が今も同じ運用で使われているかまでは確認できない。

ゴルファーはピンまでの距離と打つ方向を考える。同じ場所で、地域の人々は石碑に刻まれた名前を思い起こす。アバネシーの8番は、その二つの視線が重なるホールだ。

3行まとめ
  • スコットランドのアバネシーGCでは、8番フェアウェイの中央に地域の戦没者を追悼する慰霊碑が立っている。
  • 2016年の専門誌が白ティーから244ヤードのパー3と紹介した、丘の向こうのグリーンを狙うホールだ。
  • グリーン付近には、前の組が離れたことを知らせながら戦没者をしのぶ「追悼の鐘」も設けられていた。

GOLF DNA編集部🇬🇧

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出典:warmemorialsonline.org.uk / National Club Golfer / abernethygolfclub.com / geograph.org.uk

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