ニュース

コラムツアー・選手

松山が2打でイーグル 豪雨のZOZOに現れた140ヤードのパー4

140ヤードをアイアンで打ち、パットを一つ決めてイーグル。2019年のZOZOチャンピオンシップでは、松山英樹が実際にそんなスタートを切った。ホールインワンではない。2打でイーグルになったのは、そのホールがパー4だったからだ。

雨上がりの芝で白球とショートアイアンを描いた、豪雨後に短縮されたティーショットのAI生成の概念イラスト。習志野CCの10番や松山の実際のプレーを再現したものではありません。

10月26日、千葉県のアコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブで行われた第2ラウンドの10番。前日の豪雨でフェアウェイが冠水し、急きょ前方にティーイングエリアが設けられた。距離は140ヤード。それでもパーは4のままだった。

アイアンで1オン、1パットで2アンダー

当日のGDOの現地速報によると、10番から出た松山はショートアイアンでピン左の約5.5ヤード(約5メートル)へ乗せ、曲がるラインを読み切ってパットを沈めた。これでいきなり2アンダー。同じ2打でもパー3ならバーディーだが、この日はイーグルになる。

その後、松山は1イーグル、2バーディー、1ボギーの67でホールアウトした。パー70のコースで3アンダー。そのうち2打は、出だしの短いパー4で稼いだことになる。

ただ、パーの数字だけで難しさを捉えると、この日の10番は見誤りやすい。スコアカードに4と書いてあっても、ティーショットで求められたのは140ヤード先のグリーンを狙う一打だった。普段のパー4を攻めるのとは、クラブ選びも組み立ても違う。

短いホールの裏に、夜明け前の復旧作業

この設定は、選手に好スコアを出させるために用意されたものではない。日本ゴルフツアー機構の当時の記事によると、10番は左側の貯水池からあふれた水がフェアウェイを覆い、右のバンカーまで達していた。水が自然に引くのを待つだけでは間に合わず、ポンプによる排水が続いた。

コース管理の先発隊は午前2時から被害を確認し、3時半に総勢115人を招集。4時から各所の復旧に取りかかり、作業が終わったのは11時半だった。10番の距離を縮める対応と、コース全体を直す仕事が並行していたのである。

パー3へ変更せず4を維持した個別の理由までは、今回確認した資料では分からない。そこを想像で埋めなくても、松山の2打という結果と、豪雨の後に競技を成立させた現場の工夫は残る。

140ヤードのパー4は、短い距離ならではのイーグルを生んだ。同時に、いつもどおりには使えなくなったコースを、プレーできる状態へ戻すための臨時の形でもあった。

3行まとめ
  • 2019年のZOZOチャンピオンシップ第2ラウンドでは、豪雨で冠水した10番が140ヤードのパー4になった。
  • 松山英樹はショートアイアンでグリーンを捉え、2打でイーグル発進した。
  • 距離を縮めてもパーは4のまま。

GOLF DNA編集部🇯🇵

あとで読む保存した記事へ →

出典:JGTO / GDOニュース(2)

コラムツアー・選手
その他
🇧🇸

松山英樹の球をカートが踏んだ 無罰で戻せた砂地の珍事と、その後の優勝

3行まとめ
  • 松山英樹は2025年のヒーローワールドチャレンジで、カートに踏まれて砂へ押し込まれた球を無罰で戻した。
  • ポイントは「砂に埋まったこと」ではなく、止まっていた球を外的影響が動かしたこと。
  • 松山はそのホールをパーで終え、2日後にはプレーオフを制して大会優勝を飾った。
記事を読む →
コラムツアー・選手
その他
🇺🇸

マスターズ12番、38年間エースなし 最後の記念球を小川へ投げた選手の話

3行まとめ
  • マスターズ本戦の12番では、1988年にカーティス・ストレンジが決めて以来、2026年までホールインワンが出ていない。
  • ストレンジはピンの左を狙ったが、右へ押し出した球がカップに入った。
  • しかも、その記念球を手前の小川へ投げた。
記事を読む →

ニュースを、背景までたどる

関連記事や百科へ。広げた枝はこのブラウザに自動保存。