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開幕直前まで渡航できず、最後の約3ヤードで初優勝 服役を経たピークの再出発

入れば初優勝、外せば比嘉一貴ら3人とのプレーオフ。2025年3月2日のニュージーランド・オープン最終18番で、ライアン・ピークは約3.3ヤードのパーパットを沈めた。主催者が10フィートと記録する一打が、通算23アンダー、1打差の優勝を決めた。

白いゴルフボールとカップで、優勝を決めるパットを表した概念イラスト。実際の最終ホールやパットの距離を再現したものではありません。

この日のミルブルック・リゾートでの勝負は、最後まで安全ではなかった。17番のバーディーで単独首位に立った後、18番パー3のティーショットをグリーン右へ外し、アプローチも寄せ切れなかった。それでもパーを拾い、最終55ホールをボギーなしで終えた。

火曜夜に着き、水曜に36ホールを回った

この大会でのピークは、コースへたどり着くまでも難しかった。アジア男子(アジアンツアー)の報告によると、過去の犯罪歴でニュージーランドへの渡航手続きに問題があり、現地到着は開幕週の火曜夜。主催者は、その翌日の水曜に36ホールをプレーしたと伝えている。

少年時代は有望なアマチュアだったが、後に暴行事件で5年間の服役を経験した。服役中にコーチのリッチー・スミスが競技復帰を働きかけ、再びゴルフへ取り組んだという。優勝したからといって事件の被害がなくなったわけではない。渡航の制約にも、その過去は残っていた。

限られた準備時間の後、ピークは最終日を66で回った。入国許可を得たことと、必要なショットを打って勝ったことは、別々の難しさだった。

優勝の先には、実際の全英出場があった

ニュージーランドでの勝利により、同年の全英オープン出場権も得た。全英の公式選手紹介は、ピークが17歳の頃、キャメロン・スミスと同じチームでトランス・タスマン・トロフィーの少年部門を制した経歴を記している。ゴルフを突然始めた人が一足飛びに頂点へ達した物語ではない。

そして7月、ロイヤル・ポートラッシュの全英に実際に出場した。結果は77、73で予選落ち。初優勝の勢いが、次の大舞台の好成績まで保証したわけではなかった。

それでも、3月の最後のパットで得た機会は、資格だけにとどまらずメジャー出場につながった。ピークの一週間を振り返ると、初優勝とは競技生活の完成ではなく、次のスタートを手にすることでもあったと分かる。

3行まとめ
  • ライアン・ピークは2025年のニュージーランド・オープンで、最終ホールの約3.3ヤードのパーパットを沈め、比嘉一貴らに1打差でプロ初優勝した。
  • 暴行事件での服役後に競技へ戻ったが、犯罪歴による渡航手続きのため現地到着は開幕週の火曜夜だった。
  • 優勝で得た出場権を使い、その年の全英オープンにも実際に出場。

GOLF DNA編集部🇳🇿

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出典:nzopen.com / Asian Tour / The Open

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