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マキロイの 球に バナナの 皮 取らずに 打った 理由は 「球が 動く」
ラフに入った球を見つけたら、その上にバナナの皮。拾って捨てれば済みそうなのに、ローリー・マキロイは取らずに打った。
2025年12月6日、ロイヤルメルボルンで行われた全豪オープン第3ラウンドの2番パー4でのことだ。ティーショットを曲げた球は、小さな木の下の長い芝に止まり、皮がかぶさっていた。AP通信によれば、第2打は皮や枝を抜けてフェアウェイへ戻そうとしたものの、約10ヤードしか進まず。ホールの結果はダブルボギーの6だった。
皮を取ってはいけない、ではなかった
GOLF.comが伝えた競技後の説明で、マキロイは競技委員を呼ばなかったと話している。皮はルースインペディメントで、球の上に載っている。動かせば球も動くと考え、取り除くことを試さなかったという。
ルースインペディメントとは、落ち葉や枝などの、付着していない自然物のこと。GOLF.comは、今回の皮も人工物ではなく自然物として扱う解釈を紹介している。
R&A規則15.1aは、原則としてルースインペディメントを無罰で取り除くことを認めている。ただし15.1bでは、取り除いたことが原因で球が動けば、元の位置へ戻す必要がある。今回のようなラフでは通常1罰打になる。グリーン上などには例外がある。
つまり、皮だけ取れて球が動かなければ、通常は罰打なし。マキロイが避けたのは、皮を取る行為そのものではなく、それによって球が動く危険だった。
包装のゴミなら、扱いが違う
同じ場所にあるのが、プラスチックの包装だったらどうか。それが規則上の「動かせる障害物」に当たり、球の横から取り除く際に球が動いたなら、規則15.2aでは罰なしで元の位置へ戻せる。
日常なら、皮も包装もまとめてゴミだ。しかし規則では、自然物と人工物の違いが処置を変える。今回の場面が妙にややこしいのは、この分類のためだ。
なお、実際のダブルボギーを「皮を取った罰打のせい」とするのは誤り。本人は皮を残してプレーした。また、競技委員から取ってはいけないと指示されたわけでもない。
次のホールでは、もうバーディー
マキロイは続く3番でバーディーを奪い、この日は3アンダー68で回った。長い芝と皮の二重の難しさは認めつつ、そもそもそこへ打ってしまったティーショットが悪かったとも振り返っている。
バナナの皮一枚を前に、球を動かさずに取れるか、それともそのまま打つか。名手が立ち止まったのは、ショットの技術だけでは片づかない小さな選択だった。
3行まとめ
- 2025年の全豪オープンで、マキロイの球にバナナの皮がかぶさった。
- 本人は球が動くのを避け、そのまま打ってダブルボギーにした。
- 皮を取ること自体が禁止されたわけでも、競技委員に救済を拒否されたわけでもない。
出典:PGA TOUR / GOLF.com / The R&A
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