コラム上達・サイエンス
キャディーが 夜通し往復約12時間、 空港に 残った クラブを 練習までに 届けた
選手はロサンゼルスに着いたのに、クラブはフェニックスの空港に残っていた。2024年2月のジェネシス招待を前に、米国男子ツアーのベン・グリフィンに起きた荷物の遅延だ。
月曜日のプロアマはレンタルクラブで回った。Golf Digestの当時の報道によると、クラブは次の直行便で届くはずだったが現れず、サンフランシスコ経由の後続便でも届かなかった。
飛行機を待たず、車で取りに戻る
キャディーのアレックス・リッタメルが選んだのは、空港へ直接取りに行く方法だった。友人2人とレンタカーに乗り、フェニックスへ。片道約6時間、往復約12時間の移動である。
米国男子(PGAツアー)公式の記事によれば、一行は月曜の夜を通して走り、クラブを回収。火曜日にはリビエラ・カントリークラブへ戻り、午後の練習に間に合わせた。グリフィンは暗くなる前に、自分のクラブでコースを回れた。
水曜のプロアマには出場しない予定だったから、火曜日は本番前にその道具でコースを確かめる機会だった。届けたのは、木曜に始まる試合に使うクラブだけではない。本人のクラブで準備する時間も確保したことになる。
本人が考えていた期限より早かった
グリフィンは公式中継で、友人たちと夜通し取りに行ったキャディーへの感謝を語る一方、そこまでするとは驚いたという趣旨の話もしている。本人は、木曜までに届けばよいと考えていたのだ。
選手が想定していたのは試合に間に合わせること。キャディーたちが実現したのは、その前の練習に間に合わせることだった。
同行したのは友人2人。約12時間は往復の移動時間として報じられたもので、一人が休まず運転し続けたとまでは確認できない。
翌年3勝した選手の、前年の一週間
グリフィンはこの大会を通算2アンダーの37位タイで終えた。翌2025年には、ペア戦での1勝を含む米国男子ツアー年間3勝を挙げる。クラブの救出が、その後の勝利を生んだと結びつけることはできない。
この一週間でリッタメルたちが確保したのは、グリフィンが慣れた道具でコースを回る機会だった。月曜はレンタル、火曜は自分のクラブ。その間に、空港までの往復約12時間があった。
3行まとめ
- ベン・グリフィンのキャディーは2024年、届かないクラブを回収するため、友人2人と夜通し往復約12時間のドライブに出た。
- 月曜のプロアマはレンタルクラブ。
- 航空会社を待つ代わりに空港へ取りに戻り、火曜の練習までに本人の道具を届けた。
出典:PGA TOUR(2・3) / Golf Digest
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