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プレーオフへ 向かう カートで ドライバーが 折れた それでも 3番ウッドで 3人中 最長
優勝決定戦で打つクラブが、ティーに着く前に折れてしまった。2023年9月3日、欧州女子のKPMG女子アイルランド・オープンでアン・ファン・ダムを襲ったのは、ショット中ではなくカートでの移動中の事故だった。
アイルランドのドロモランド・キャッスルで、3人が通算16アンダーに並んだ。オランダのファン・ダムは大会関係者が運転するカートに乗り、プレーオフの18番ティーへ。観客用ロープの下を通ろうとしたところ、ドライバーが引っ掛かり、バッグが後部から落ちた。拾い上げるとシャフトが折れ、ヘッドが外れていた。
その週、壊れたのは2本目だった
実は、普段のドライバーは大会へ向かう航空輸送中に破損していた。現地取材のIrish Examinerによれば、代替品が届いたのは初日のスタート約30分前。その一本で優勝決定戦まで来たのに、また使えなくなったのである。
代わりのドライバーは間に合わず、18番パー5で選んだのは3番ウッド。ところが、そのティーショットは一緒に戦うリサ・ペターソンとスミラ・ターニング・ソンダービーの2人を上回り、3人の中で最も遠くへ飛んだ。フェアウェイから2オンし、約3.7ヤードのイーグルパットも残した。
ここでいう「最長」は、このプレーオフの3人を比べたもの。ファン・ダム自身のドライバーとの飛距離比較ではない。それでも、突然のクラブ変更から勝機を作ったのは確かだ。
交換禁止ではなく、代わりが間に合わない
規則でドライバーの交換を禁じられたわけではない。ゴルフ規則5.1では、ストロークプレーのプレーオフは新しいラウンド。Golf Digestの当時の規則解説も、代替ドライバーを用意できれば使えたとしている。ただし、クラブを追加・交換するために不当にプレーを遅らせることはできない。規則上の選択肢があっても、その場で道具が揃うとは限らないのだ。
決着をつけたのはソンダービーだった。最終日を首位から9打差で迎えながら「62」で追いつき、プレーオフでは約4ヤードのイーグルパットを沈めた。ファン・ダムは自分のイーグルパットを外し、2位タイ。ドライバーを失っても2オンした選手と、最後の一打を決めた選手。その両方がいた優勝決定戦だった。
3行まとめ
- アン・ファン・ダムは、優勝決定戦へ向かうカートでドライバーを折りながら、3番ウッドで3人中最長のティーショットを放った。
- 2023年の女子アイルランド・オープン。
- 航空輸送で壊れた1本目の代替品まで失う事故だった。
出典:ladieseuropeantour.com / golfchannel.com / irishexaminer.com / Golf Digest / The R&A(2)
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