コラムツアー・選手
欧州ツアー3勝を 3本の パターで ペンジ、 替えたばかりの 1本で 優勝パット
マルコ・ペンジは2025年の欧州男子ツアーで3勝した。中国、デンマーク、スペイン。欧州男子(DPワールドツアー)の用具記録を並べると、優勝するたびに使ったパターが違う。3勝目のスペインオープンでは、前週に投入した試作品でプレーオフの優勝パットを決めた。
4月の海南クラシックで初優勝したときは、スコッティ・キャメロンのSuper Rat I。8月のデンマーク・ゴルフ選手権ではTour Only T-5.2だった。前者はブレード型、後者はマレット型で、ペンジは7月のスコティッシュオープンからマレット型へ替えていた。
入った土曜日、苦しんだ日曜日
10月のスペインオープンで手にした3本目は、同じスコッティ・キャメロンの試作モデル、Tour Only TG 6.2。前週にT-5.2から替えたものだ。第3ラウンドは64を記録し、6つのバーディーを1パットで決めた。4打差の首位で最終日を迎える。
ところが、その最終日は本人の言葉でもパットがなかなか決まらなかった。4打のリードは消え、ダン・ブラウンとのプレーオフへ。それでも最初の追加ホールでペンジはバーディーパットを沈め、年間3勝目を決めた。前日に入ったパットが翌日も入るとは限らない。同じパターで、両方を経験した。
3本とも同じメーカーだが、同じモデルではない。一方で、ペンジがそれぞれを選んだ理由や、同条件で3本を比べた打球データは公表されていない。パター交換が優勝を生んだと決めつけることはできないし、前のパターが合わなくなったとも言えない。
優勝した道具をそのまま使いたくなる気持ちは分かる。ペンジの例が教えるのは、替えるべきだという法則ではなく、勝った一本を替える選択もあり得るということだ。3本目で迎えた優勝パットは、その判断が一筋縄ではいかないことまで見せてくれた。
3行まとめ
- マルコ・ペンジは2025年の欧州ツアー3勝を、それぞれ異なるパターで挙げた。
- 3勝目のスペイン大会では、前週に替えた試作品がバッグに入っていた。
- 第3ラウンドは6つの1パット・バーディーを奪ったが、最終日はパットに苦しみ、4打のリードを失ってプレーオフへ。
出典:DP World Tour(2・3・4)
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