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松山英樹が 試作ボール40種類を パターで 試した 理由 最初の 関門は 打球音
松山英樹が40種類の試作ボールを、すべてパターで打ったことがある。住友ゴム工業でボール開発を担う神野一也氏が、2025年1月の取材で明かした話だ。
40種類を米国に持ち込んだ際、松山は一つずつ、およそ2、3球を打ったという。ドライバーで飛距離を測る前に、まずパターで音を聞く。そこが松山のボール選びの最初の関門だった。
ただ「高い音」が好きなわけではない
神野氏によると、松山はパターで打ったときの澄んだ音を好む。とはいえ、単に音が高ければよいという話ではない。いくつもの周波数が重なったうえで、クリアに聞こえる音を求めているという。
打球音に納得できなければ、次の試験に進まない。パターを通過したボールをアプローチで試し、そこでの食いつきやスピンも確かめる。飛距離だけで試作品を選んでいるわけではないのだ。
40種類という数は驚きだが、もっと興味深いのは、選手の「この音がいい」という感覚を開発者が理解し、次の試作品へつなげていく過程にある。神野氏も当初は松山の好みを完全にはつかめず、パターの関門を越えるのに苦労したと振り返る。
新型でも、すぐには替えない
松山は2017年モデルのZ-STAR XVを約5年間使い、2021年モデルに替えてからも約3年間使った。2023年モデルは試験で好感触を得ながら、けがなどで実戦投入の時期が合わなかったという。2024年1月後半に使い始めたのは、翌2025年に一般発売されるモデルだった。
この経緯から見えるのは、新製品というだけでは替えない姿勢だ。音はその入り口だが、ボールの評価はそこで終わらない。アプローチの感触やスピン、ショットの性能まで確かめて初めて、使い続ける一本になる。
私たちがボールを選ぶときも、松山と同じ音を探す必要はない。ただ、いま使うボールと候補を同じパターで打ち比べ、自分にとっての音や距離感を確かめることはできる。40種類も用意せずとも、選び方の順番には学ぶところがある。
3行まとめ
- 松山英樹は、米国へ持ち込まれた40種類の試作ボールをすべてパターで打ったことがある。
- 開発担当者が2025年の取材で明かした。
- 最初に確かめるのは飛距離ではなく打球音。
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