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シャウフェレの赤いパターは「変装」だった 昔の見た目に新しい打感

2023年2月、ベイヒルの練習グリーンに、ザンダー・シャウフェレが以前使っていた赤いパターそっくりの一本が現れた。本人はそれを「変装」と呼んだ。見た目は昔の愛用品でも、ボールを打つフェースは新しい削り出し構造だったからだ。

赤い上面に白い照準線、黒い削り出しフェースを持つ特注パターの概念イラスト。

シャウフェレは2020年から赤いオデッセイ O-Works #7CHを使用。2022年末には、同じようなヘッド形状で、より硬い打感が得られる銀色のX Protoに替えた。しかし、赤いヘッドが緑のグリーンに映える見え方も気に入っていた。キャディーのオースティン・カイザーによれば、白い照準線も見やすかったという。

残したのは、構えたときの景色

そこでオデッセイが製作したのが、赤いトゥーロン・デザイン ラスベガス。ヘッドは以前の赤に近づけ、上面には白い照準線を置いた。一方、フェースは新しい削り出し仕様にした。さらに、旧モデルの黒いインサートに見た目を寄せるため、新しいフェースにも黒い塗装を施している。

製作担当のジョー・トゥーロンによると、基本形状の設計や加工準備を終えた後、赤い特注仕様を作るのに約2週間かかった。開発全体が2週間だったわけではない。ベイヒルでは練習グリーンで試され、当時のキャディーはその週の実戦投入にも前向きだった。

2024年の全米プロと全英オープンでも、同系統の赤いラスベガスを使用して優勝した。ただし、2023年の試作品と同一個体だったかは確認できず、赤い色やフェース加工が勝因だったとも言えない。

この話の面白さは、昔のパターに戻ったのでも、新しいパターへ丸ごと乗り換えたのでもないところにある。構えたときの見え方と打ったときの感触を別々に考え、気に入った要素を組み合わせた。パターを見直すときも、まず変えたいのは見た目なのか、打感なのかを切り分けると、試すクラブを選びやすい。

3行まとめ
  • シャウフェレが2023年に試した赤いパターは、昔の愛用品に見えて、フェースを削り出しに替えた特注品だった。
  • 新しい銀色のパターの硬めの打感は好みだったが、構えたときは長年使った赤いヘッドを見たかった。
  • 赤い塗装や黒いフェースまで再現した一本から、クラブ選びで「残す部分」と「変える部分」を分ける面白さが見える。

GOLF DNA編集部🇺🇸

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出典:PGA TOUR / GOLF.com(2)

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