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18ホールすべて白い砂のグリーン 女子プロ大会でパット前に必要な「砂ならし」

2026年3月、オーストラリアのホルブルックで女子世界サンドグリーンズ選手権が開かれた。賞金総額は12万5000豪ドル。選手がプレーした18ホールのグリーンは、芝生ではなく白い砂だった。

白い砂のパッティンググリーンに、砂ならしの平らな道具とゴルフボールが置かれた概念イラスト。

砂といってもバンカーではない。球を乗せ、最後はパターでカップを狙う。その前に、選手は専用の道具で砂の表面をならす。パットの準備そのものが、芝生のグリーンとは違う。

前年とは砂も道具も違った

2025年大会で2位だったタイのチョルチェヴァ・ウォングラスは、2026年の会場で新しい課題に直面した。過去2大会のグリーンは黒っぽい油を含んだ砂。ホルブルックは白い砂だった。

主催者Golf NSWの取材で、ウォングラスは道具の違いも説明している。以前は熊手状の面と平らにならす面を使えたが、今回は平らな面だけ。前年までは同行したコーチが砂を整えていたものの、この大会にコーチは来ておらず、自分で扱う必要があった。

Golf Australiaの砂グリーンの解説では、球の位置を印して持ち上げ、表面をならしてから戻す方法が紹介されている。ただし、ならし方には特別な規則と大会ごとの条件がある。古い解説にある回数や手順を、そのまま2026年大会の競技条件とみなすことはできない。

高く上げるより、手前から転がす

砂が変えるのはパットだけではない。初日を2アンダーの首位タイで終えたダニー・バスケスボイドは、球をグリーンへ直接落とすより、手前から転がして寄せることを選んだ。自身の球は柔らかい部分に止まり、別の選手の球は着地後に勢いよく転がったのを見たという。

2024年大会の優勝者リディア・ホールも、ホルブルックのグリーンはおおむね安定している一方、乾いた部分では予想外の転がりを見せると語った。砂の色だけで速さを決めつけることはできないが、表面の状態を見て着地点と寄せ方を選ぶ必要がある。

7バーディーを奪った優勝者

2日間36ホールの競技を制したのは、マレーシアの23歳リヤナ・アジザン・ドゥリシッチ。最終日は7バーディーを奪い、通算5アンダーで2位に2打差をつけた。16番と17番の連続バーディーで首位に立ったが、本人は最終ホール近くまで順位を把握していなかったという。

優勝後に本人が挙げた好調の理由は、安定したドライバー、パッティング、カップに近づいたアプローチだった。砂ならしだけが勝因だったとする根拠はない。普段のゴルフで培った技術を、違う地面に合わせて発揮した結果と見るのが自然だろう。

この日の14番では、韓国のウム・ナヨンがホールインワンも記録した。球が砂の上でどう転がったかまでは、主催者の報告からは分からない。

砂のグリーンが続く理由

Golf Australiaは2014年の解説で、当時の国内に砂などを使うグリーンのコースが約400あり、地方の小規模クラブにとって芝生を維持する費用が背景にあると説明した。約400というのは当時の概数で、現在の数ではない。

ホルブルックの大会は、砂グリーンが単なる代用品ではなく、一つの競技の舞台であることも示した。パットの前に表面を整え、球の止まり方を見て攻め方を変える。グリーンの色が変わると、ゴルフの判断も変わる。

3行まとめ
  • オーストラリアで2026年3月に開かれた女子世界サンドグリーンズ選手権は、18ホールすべて砂のグリーンで争われた。
  • 賞金総額は12万5000豪ドル。
  • 選手はパットの前に専用の道具で砂をならす。

GOLF DNA編集部🇦🇺

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出典:golfnsw.org.au(2・3・4) / archive.golf.org.au(2)

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