2005年の全英オープンで12ハンデの投資銀行員がキャディー きっかけはeBay、入札額は約8,000ポンド
GOLF DNA編集部🇬🇧

3行まとめ
- 2005年のセントアンドリュースで、デビッド・ディアスは全英オープンのキャディー募集をeBayに出品した。
- 元の落札者が参加できなくなり、12ハンデの投資銀行員スティーブン・ブライドルが約8,000ポンドの入札額に応じてバッグを担いだ。
- ディアスはメルボルンのキングストンヒース・ゴルフクラブで予選を通過し、2005年のセントアンドリュースで行われた全英オープンへの出場権を得た。
2005年の全英オープンでは、選手のバッグを担いだのがツアー経験豊富なプロキャディーではなく、12ハンデの投資銀行員だった。しかも、2人を結び付けたきっかけはeBayだった。
全英オープン公式が2026年8月12日に振り返ったのは、オーストラリアのデビッド・ディアスと、英国サリー在住のスティーブン・ブライドルの話だ。数字だけ見ればディアスは予選落ちしている。それでも、全英オープンという最高峰の舞台で「キャディーをどう見つけるか」がここまで普通ではない形になった例は珍しい。
通常のキャディーが来られず、eBayへ
ディアスはメルボルンのキングストンヒース・ゴルフクラブで予選を通過し、2005年のセントアンドリュースで行われた全英オープンへの出場権を得た。
ところが、普段バッグを担っていたハリー・ジョスは現地へ行けなかった。そこでディアスは、友人の出場者マーティン・ドイルが「出場できたらキャディーをさせてほしい」と1万ポンドを提示された話を知り、自分のキャディー募集をeBayに出した。
約8,000ポンドの入札、落札者が来られなくなった
オークションには約8,000ポンドの落札額が付いたが、最初の落札者だった米国人は仕事を休めず参加できなくなった。
そこで連絡を受けたのがスティーブン・ブライドルだった。ブライドルはサリー在住の投資銀行員で、ゴルフのハンデは12。約8,000ポンドの入札額に応じ、ディアスのキャディーを務めることになった。
つまり「大金を払えば誰でも全英のキャディーになれた」という話ではない。通常のキャディーが来られない状況でeBayに募集が出され、落札者の辞退を経て、ブライドルへ話が回ったという経緯だ。
初日74、結果は5オーバーで予選落ち
ディアスは初日を74で回った。2日目も途中までは予選通過圏を狙える位置にいたが、17番と18番でボギーをたたき、通算5オーバーで予選落ちした。
競技結果だけなら大きな記録は残っていない。ただし、この組み合わせは大会後も続いた。全英オープン公式によると、ディアスとブライドルはその後も親交を保ち、2026年の記事公開時点でも友人関係が続いている。
プロゴルフでは選手とキャディーの関係がスコアに直結する重要な要素として語られる。その一方で、2005年のセントアンドリュースでは、12ハンデの投資銀行員がeBayをきっかけに全英オープンのロープ内へ入った。大会の歴史を結果表だけで追うと見えない、かなり異例の一週間だった。
出典:The Open
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