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芝は乾燥すると「根の中の細菌」まで変わる USGA研究、Actinobacteriaが約34%→約50%

GOLF DNA NEWS編集部🇺🇸

芝は乾燥すると「根の中の細菌」まで変わる USGA研究、Actinobacteriaが約34%→約50%
3行まとめ
  • 試験ではTifTufバミューダグラスに、蒸発散量(ET)の0〜120%を補う6段階の灌水条件を設定した。
  • 十分な灌水条件で根内細菌群集の約34%だったActinobacteriaは、最も乾燥した条件で約半分まで増えた。
  • 低灌水ではストレス耐性や抗酸化、栄養循環に関わる微生物機能の増加も予測されたが、具体的な管理推奨はまだない。

この記事の核心

面白いのは、乾燥で単純に細菌が減ったのではなく、根の内部にいる細菌の「構成」が大きく入れ替わったことだ。特に根内部のマイクロバイオームは周囲の土壌より強く反応し、USGAは芝が乾燥を受けるだけでなく、根と微生物の関係そのものを変えている可能性を示している。

詳しく

試験はノースカロライナ州立大学のLake Wheeler Turfgrass Field Laboratoryで実施された。TifTufの区画に週2回、ET損失の0%、40%、60%、80%、100%、120%に相当する灌水を行い、バルク土壌、根の周囲の土壌、根内部の3領域で微生物群集を解析した。

灌水量が減っても各領域の細菌総量には大きな差が出なかった一方、根内部では細菌群集の構成が大きく変化した。Actinobacteriaは十分な灌水条件の約34%から最乾燥条件では約50%へ増え、同時にProteobacteriaは減少した。乾燥で増えたActinobacteriaにはStreptomycesなどが含まれていた。

なぜゴルフ場に関係するのか

ゴルフ場の水管理では、芝の色や萎れなど地上部の見た目が判断材料になりやすい。しかし今回の結果は、見た目に症状が出る前から根の内部で生物学的な変化が起きている可能性を示す。節水とプレー品質を両立するうえで、将来は品種や根の状態だけでなく、根圏の微生物環境も評価対象になるかもしれない。

まだ分からない

今回増えた微生物機能は、細菌の種類からソフトウェアで予測したもので、遺伝子活動を直接測定した結果ではない。USGAも、芝の耐乾性では品種の遺伝的・生理的特性が依然として主要因だとしている。特定の微生物を増やせば耐乾性が上がる、といった具体的なマイクロバイオーム管理法はまだ提示されていない。

出典:USGA

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