ゴルフ業界分析

公表資料・業界調査 · 2026年10月30日公開

ゴルファー向け身体ケアの業界調査

専門ジム、ストレッチ、医療機関のゴルフ外来、選手への帯同。公開料金と出店・契約の変化、運動効果の研究を調べた。

GOLF DNA編集部 · 2026年10月30日調査

運動用マットの上で体をひねる準備運動のイメージ
運動用マットの上で体をひねる準備運動のイメージ(既存のAI生成画像)
01

調査対象と、お金を払う人

対象を、ゴルフのための体力・動作づくり、ストレッチ等の店舗サービス、医療機関のゴルフ外来、プロや競技者への支援に置いた。ゴルフレッスンだけの売上、一般フィットネス全体、接骨院全体の市場を合算していない。身体ケア単独の全国連続統計は今回の資料では確認できず、実在施設の料金と事業者の年ごとの発表から追った。

一般客は月会費や都度料金を払い、競技者は選手登録プログラムや個別契約を利用する。大会支援には主催側からの募集もある。医療は受診・診療の費用になる。図はこれらの契約先と提供内容を整理したもので、資本関係や紹介料の有無を示したものではない。

資料 [1] [26] [27] [18] [19]

ゴルファーを支える契約先とサービス

編集部による関係図
ゴルファーを支える契約先とサービス

図を大きく見る →

一般客と競技者の主な利用先。紹介料、資本関係、全サービス共通の受診経路を示す図ではない。 [1] [27] [18] [20]

この調査に含めた身体ケアの仕事

公表サービスの分類
提供内容例払う人
身体評価・トレーニングゴルフ専門施設、一般コンディショニング施設一般利用者・競技者・団体
ストレッチ店舗での都度サービス、会員制利用者
医療診察・検査・リハビリ患者等。保険と保険外で異なる
帯同・大会支援選手個人の支援、主催側の募集契約ごとに異なる。無償例もある
会社の法的業種区分ではなく、今回調べたサービスの範囲。 [1] [27] [18] [20]
02

四谷のゴルフ専門施設は、誰が運営しているか

の会社概要は、運営会社を株式会社ADON、設立を2007年5月18日、資本金を1,000万円と掲載する。スポーツクラブ、ゴルフスクール、関連イベント等を事業として掲げ、現在のサイトではトレーニング、レッスン、ピラティス、鍼灸整骨院などを案内している。

ここでいう資本金は会社が公表する資本金であり、開業費や外部からの調達総額ではない。企業全体・身体ケア部門の売上や利益の複数年系列は確認できなかったため、施設の料金とサービス内容を掲載した。

資料 [24] [3]

具体的な事業者と、今回の確認対象

各社の公表情報
事業者・施設対象
ADON/トータルゴルフフィットネス2007年設立・資本金1,000万円。ゴルフ専門の施設・有料指導
R-body柏の葉身体評価、運動、自主コンディショニング等
nobitel/Dr.stretch多店舗ストレッチ、会員制、物販
山手クリニック医療機関のゴルフスポーツ外来
ウェルディア品川治療院選手への帯同発表
掲載は推奨ランキングではない。資本金は売上や開業投資額ではない。 [24] [4] [11] [17] [20]
03

専門施設の月会費と個別指導料

同施設の一般会員はプレミアAが月3万6,850円、Bが2万6,950円で、入会金はともに11万円。会員でもマンツーマンのトレーニング、ゴルフ指導、鍼灸整骨院は有料と明記する。AとBではウエア・シューズのレンタルやフリードリンク等の条件が違う。

パーソナルトレーニングは25分4,950円/ビジター7,700円、55分9,900円/1万5,400円、85分1万4,850円/2万3,100円。菅原・江澤・植田トレーナーの55分は別料金1万2,100円と掲載する。表の試算では通常の55分を使った。

資料 [1]

TGF一般会員の固定費と個別トレーニング

公式表示・全て税込
項目一般会員ビジター
入会・初回登録110,000円11,000円
月会費・プレミアB26,950円なし
個別25分4,950円7,700円
個別55分9,900円15,400円
個別85分14,850円23,100円
2026/10/30確認。一般会員Aは月36,850円。特定トレーナー55分12,100円。会員の施設利用条件等は本文参照。 [1]

プレミアBで55分を月4回受ける例

公開料金からの計算
月会費
26,950円・税込
個別指導4回
39,600円・税込
月合計
66,550円・税込
項目円・税込
月会費26,950
個別指導4回39,600
月合計66,550
通常の55分9,900円×4回。入会金110,000円は別。月合計を二つの費目へ再加算しない。 [1]
04

年間費用を計算する条件

一般のプレミアBとビジターで、通常55分を毎月4回または8回、12か月利用すると仮定した。Bは入会金11万円+月会費2万6,950円×12+9,900円×回数、ビジターは初回登録料1万1,000円+1万5,400円×回数。月4回は48回、月8回は96回となる。

回数券、割引、休会、退会、特定トレーナー、他の有料サービス、交通費は計算に入れていない。会員にはレンジ打ち放題や自主トレーニングの利用があるため、料金差をそのまま優劣にはしない。初年度の支払い額を把握するための例である。

資料 [1]

55分を1年間受けるといくらかかるか

仮定した回数×公開料金・全て税込
通い方プレミアB・初年度ビジター・初年度
月4回=年48回908,600円750,200円
月8回=年96回1,383,800円1,489,400円
Bは入会金11万円+月会費26,950円×12+9,900円×回数。ビジターは登録料11,000円+15,400円×回数。回数券等なし。施設利用の条件は異なる。 [1]

会員と都度払いを選ぶときに比べるもの

公表サービスを編集部で整理
  1. 最初に払う

    入会金・登録料、体験からの切替条件

  2. 毎月払う

    固定会費、利用しない月、休会・退会

  3. 通うたびに払う

    個別指導、指名、レンタル、交通費

  4. 会費に含まれる

    自主練習、レンジ、予約の条件

料金以外の施設利用も含めて比較するための整理。 [1]
05

回数券と家族・法人契約

TGFの55分8回券は会員6万6,000円、ビジター11万円。指名不可、有効期限3か月という条件がある。会員の月会費がなくなるわけではなく、ビジター登録料の扱いも確認する必要がある。利用期限内に通える人と、忙しくて予定が読めない人では使い勝手が違う。

家族・パートナーと記名式法人会員には、入会金なし、月会費5,500円割引の制度を案内する。誰でも使える一般価格へ混ぜず、対象を表へ残した。『法人契約がある』という掲載から契約社数や法人売上は推定していない。

資料 [1]

TGFの回数券・対象限定契約

公式表示・税込
対象条件
55分8回券・会員66,000円。別に月会費等
55分8回券・ビジター110,000円。初回登録条件あり
回数券共通指名不可、有効期限3か月
家族・パートナー/記名式法人入会金なし、月会費5,500円割引
誰でも適用される料金には統合しない。期限内の利用と対象条件を確認。 [1]
06

R-body柏の葉は、評価・運動・セラピストの枠を分ける

R-body柏の葉は身体評価SOAP、50分のパーソナルトレーニング、セラピストによる枠を別に掲載する。柏の葉会員は入会金・月会費がそれぞれ1万6,500円、身体評価とトレーニングは5,500円から。デイパス会員は入会金・月会費を設けず、同じ50分を1万450円からとする。

これはゴルフ専用施設ではない。多世代の利用を掲げ、コーチが自主コンディショニングも支える運営例として取り上げた。『から』の料金は担当者等で変わり得るため、最低表示を確定価格にしていない。一般向け施設とゴルフ指導側をつなぐ経路は、2018年のブリヂストンの発表でも確認できる。

資料 [4] [5]

R-body柏の葉の料金例

公式表示・税込
項目柏の葉会員デイパス
入会金16,500円なし
月会費16,500円なし
身体評価50分5,500円〜10,450円〜
個別運動50分5,500円〜10,450円〜
別区分のマンスリー会員は入会・月会費各33,000円。セラピスト枠なども別表示。ゴルフ専用施設ではない。 [4]
07

2018年にはメーカーのレッスンにも身体づくりが組み込まれていた

ブリヂストンスポーツは2018年6月の発表で、R-body projectの研修を受けたPGAライセンス保有のティーチングプロが、新システムの解析とカウンセリングから個別メニューを作ると説明した。場所は当時の丸の内のインドア施設、2か月16回・1回50分、レッスン料金32万円+税と入会金1万円+税だった。

これは2018年のサービス発表で、現在申し込める価格として載せたものではない。身体評価を技術指導へ組み込む仕事が、近年のSNSやストレッチ店の流行だけで始まったわけではないことを、当時の公式資料から確かめた。

資料 [5]

事業の経過を公表資料でたどる

企業の公式資料
年確認したこと
2007年TGF運営会社ADON設立
2018年ブリヂストンがR-body研修と解析を組込んだレッスン発表
2021年Dr.stretch国内外180店超と伊藤忠との提携
2023年nobitelがロングリーチ側から調達
2026年Dr.stretch300店突破の発表
異なる会社の経過を並べたもので、単一市場の売上推移ではない。 [24] [5] [8] [12] [11]
08

Dr.stretchの店舗数を2021〜2026年で追う

運営会社は2021年7月の発表で国内外180店超とし、2024年3月の発表文には2023年6月時点240店超と記す。2025年12月の商品発表は同年12月1日時点290店超、2026年4月9日の発表は4月4日の出店により300店突破、国内250店・海外50店とする。

いずれも各時点の会社発表で、年末の同日比較ではない。『超』を丸めた確定値へ変えず、棒グラフは公表された基準の本数を示す。直営だけの増加やゴルフ客だけの売上増とする資料ではなく、国内外を合わせたチェーン拡大の記録である。

資料 [8] [9] [10] [11]

Dr.stretchの国内外店舗数の公表値

会社発表・『超』は基準値を描画
2021年7月・180超
180店
2023年6月・240超
240店
2025年12月・290超
290店
2026年4月・300突破
300店
項目店
2021年7月・180超180
2023年6月・240超240
2025年12月・290超290
2026年4月・300突破300
国内外計。各年の同日比較ではなく、各時点の発表。ゴルフ客専用の店舗数ではない。2023年値は2024年発表中の過去時点。 [8] [9] [10] [11]

2026年4月時点の国内外内訳

会社発表
国内
250店
海外
50店
項目店
国内250
海外50
4月4日の出店時点、4月9日発表。10月現在の正確な店数を示したものではない。 [11]
09

2022年の通常料金と、現在の月会費制

2022年10月15日付の料金改定文書は、同年12月1日から60分8,910円、80分1万1,880円、100分1万4,850円とする。2026年10月30日に実ブラウザで確認した通常料金も、この3区分は同額だった。

現在は別にレギュラーメンバーを案内し、月3,500円を払うと60分が平日13〜15時6,000円、その他平日6,500円、土日祝7,000円となる。2022年資料の回数券と現在の月会費制を、そのまま値上げ率で結ばない。現在の会員価格を比べるには、1回の単価へ月会費も足し、通う回数をそろえる。

資料 [7] [6] [27]

2022年改定と2026年確認の通常料金

公式料金の同区分比較・税込
コース2022/12改定後2026/10確認
60分8,910円8,910円
80分11,880円11,880円
100分14,850円14,850円
両時点の通常価格が同額であることの比較。期間内の全店舗・全制度が不変だったという意味ではない。 [7] [6]

Dr.stretchの60分料金

現行公式表示・税込
区分1回別に払うもの
通常8,910円指名料等
会員・平日13〜15時6,000円月会費3,500円等
会員・その他平日6,500円月会費3,500円等
会員・土日祝7,000円月会費3,500円等
体験3,300円〜対象・予約等の条件あり
2026/10/30実表示を保存。入会事務手数料5,500円は初回来店時の入会なら無料。指名料等は別。 [6] [27]
10

月会費を足すと、1回だけの利用では安くならない

60分を平日13〜15時以外に利用する例では、通常料金は8,910円×回数、会員は3,500円+6,500円×回数。1回なら通常8,910円に対して会員1万円、2回は1万7,820円に対して1万6,500円、4回は3万5,640円に対して2万9,500円となる。

いずれも税込。初回体験、指名料、入会事務手数料は除いた。現行案内は事務手数料5,500円を掲げる一方、初回来店時の入会なら無料とする。解約まで自動決済が続くため、通わない月も含めた負担と、やめる手続きを確認する。現行ガイドは毎月10日までの会員種別変更連絡を案内している。

資料 [27] [28]

その他平日60分、回数ごとの月の支払い

公開料金を使った仮定計算
通常・月1回
8,910円・税込
会員・月1回
10,000円・税込
通常・月2回
17,820円・税込
会員・月2回
16,500円・税込
通常・月4回
35,640円・税込
会員・月4回
29,500円・税込
項目円・税込
通常・月1回8,910
会員・月1回10,000
通常・月2回17,820
会員・月2回16,500
通常・月4回35,640
会員・月4回29,500
通常8,910円×回数。会員3,500円+6,500円×回数。体験、事務手数料、指名料なし。 [27] [6]

会員制で追加確認する条件

現行の公式案内
条件確認した例
固定会費Dr.stretchは利用料と別に3,500円/月
事務手数料5,500円。初回来店時の入会は無料
自動決済解約までカード決済継続
会員種別変更現行ガイド11頁は毎月10日までの連絡を案内
回数券TGFは有効期限3か月、指名不可
2026/10/30確認。個々の申込書、店舗、サービス内容の条件も確認する。 [27] [28] [1]
11

出店資金と物販、継続契約の関係

旧フュービックは2021年に伊藤忠商事との資本業務提携を公表。nobitelの2023年発表は、ロングリーチが設立する買収目的会社LFP Holdings, L.P.からの資金調達と提携を記す。調達額や持分比率は今回の発表には見当たらず、資本金を調達額の代わりには使わなかった。

2023年発表は国内の収益性、海外展開、解約率低減、物販拡大を経営上の課題として挙げる。2025年には振動式ボールの発売も公表した。店内のサービス料、継続会費、物販という収入源は確認できるが、それぞれの実売上や利益率まで開示された資料ではない。

資料 [8] [12] [10]

運営会社が公表した資本提携と方針

会社発表
時期公表内容
2021年7月旧フュービックが伊藤忠商事と資本業務提携
2023年8月nobitelがロングリーチ側のLFPから資金調達・提携
2023年の方針国内収益拡大、海外展開、解約率低減、物販拡大
2025年12月振動式筋膜リリースボールの発売を発表
資金調達額・株式比率を示す数字は今回の発表では確認できない。方針と達成実績を混同しない。 [8] [12] [10]

サービス料から出ていく支払い

公表方針と編集部の費目整理
入るもの費用として確認するもの
都度の指導・ストレッチ料担当者の人件費、準備・記録、空き時間
月会費・施設利用賃料、共用設備、予約・決済、運営人員
物販仕入・在庫・配送・返品等
団体・個人支援移動・宿泊・担当日数・契約範囲
実際の原価額・配分率や利益率ではない。発表された方針から実績の利益を作らない。 [12] [1] [4]
12

医療機関が案内するゴルフ外来

イムス三芳総合病院は、スイング時の痛み、痛みによって振れない状態等を保険診療対象として案内する。受付、整形外科の診察・必要な検査、リハビリ予約、訓練という流れを公表する。『ゴルフが上手くなるため』という理由だけで、ジム利用を医療保険へ付け替えられるという説明にはしていない。

山手クリニックのゴルフスポーツ外来は、初診30〜60分の予約診料2万円+診療費、初再診1万5,400円+診療費、ゴルフ外来再診30分5,500円+診療費と表示する。予約診料の税区分や診療内容ごとの総額は表示から確定できない。プロの推薦文は院の紹介として掲載されており、治療効果や入賞との因果を独立に証明するデータではない。

資料 [18] [17]

ゴルフ外来の料金・対象の表示例

医療機関の公式案内
施設・区分公開表示
イムス三芳総合病院痛み等の所定対象を保険診療として案内
山手クリニック・初診30〜60分予約診料20,000円+診療費
同・初再診30〜60分予約診料15,400円+診療費
同・ゴルフ外来再診30分予約診料5,500円+診療費
山手の予約診料の税区分・診療総額は表示から未確定。個別の保険適用は診察内容等による。単なる飛距離アップ指導を保険診療にする説明ではない。 [18] [17]

イムス三芳総合病院が案内する受診の流れ

公表サービスを編集部で整理
  1. 受付

    ゴルフ外来の初回受診であることを伝える

  2. 整形外科

    診察、必要な検査、リハビリの判断

  3. リハビリ予約

    予約日時を決める

  4. リハビリ開始

    医療機関内で担当者の案内を受ける

同院の公表案内の要約。全ての症状への保険適用を保証するものではない。 [18]
13

資格欄を読むときの注意

理学療法士は国家資格で、法律は医師の指示の下で理学療法を行う者と定義し、診療の補助としての業務を定める。一方、2013年の厚生労働省通知は、身体に障害のない人への転倒予防指導など診療の補助でない業務なら、理学療法士の名称を使え、医師の指示も不要と整理する。医療の理学療法と予防指導を同じ条件で説明しない。

TPIのLevel1は、身体の制約とスイングの関係を評価する学習課程で、ゴルフ、フィットネス、医療の専門分野を設ける。日本の医療免許とTPI認定は発行主体も業務上の意味も異なる。TPI公式はActive認定をLevel1試験合格後1年とし、維持の方法を案内する。取得歴と現在の認定状態も別に確認できる。

資料 [15] [16] [13] [14]

肩書とサービスの範囲を確認する

法令・通知と認定団体の公式説明
表示確認できる意味
理学療法士国家資格。医療の理学療法は医師の指示等に基づく
障害のない人への予防指導等診療の補助でない業務は医師の指示不要と厚労省通知
TPI認定ゴルフ・身体に関する認定教育。日本の医療免許の代替にならない
TPI ActiveLevel1試験合格後1年。継続条件を別に案内
店舗トレーナー所属、研修、保有資格、実施する内容を個別に確認
資格名だけから治療の可否や効果を決めず、担当者が提供する業務と合わせる。 [15] [16] [13] [14]
14

運動効果を測った研究を、料金表の宣伝と区別する

Thompsonらの2007年試験は平均70.7歳の男性ゴルファー18人を無作為に運動群11人、対照群7人へ分けた。8週間の柔軟性、体幹安定性、バランス、筋力訓練を組み合わせ、最大ヘッドスピードは運動群127.3±13.4から133.6±14.2km/h、対照群134.5±14.6から133.3±11.2km/hとなった。

m/sへ直すと運動群は約35.4から37.1。増分6.3km/h=1.75m/sは、この小規模な試験の平均値である。全員が同じだけ伸びる、スコアが同じだけ減る、特定店舗で同じ結果になるという数字ではない。今回確認できた抄録から、練習頻度や個々の有害事象までを補ってはいない。

資料 [21]

8週間の訓練前後の最大ヘッドスピード

2007年・無作為化比較試験の抄録
運動群・前
127.3km/h
運動群・後
133.6km/h
対照群・前
134.5km/h
対照群・後
133.3km/h
項目km/h
運動群・前127.3
運動群・後133.6
対照群・前134.5
対照群・後133.3
平均70.7歳の男性18人。運動11・対照7人。運動群は柔軟性・体幹安定性・バランス・筋力を組合せ。群の平均で、個人や特定店への保証ではない。 [21]
15

2024年のジュニア研究と、2026年の代表級選手の研究

Shawらの2024年研究は、ジュニア18人を成熟度とハンディキャップで対応させて実験群と対照群へ割り付け、通常のゴルフ練習に12週間・週2回の筋力トレーニングを追加した。筋力や跳躍、動作テスト、6番アイアン・ドライバーのヘッドスピードとで実験群に有利な変化を報告する。無作為化したと抄録には書かれていない。

Johansenらの2026年学会抄録は、デンマーク代表に関わる40人を対象に、29人・対照11人、週4回・16週間の訓練を比較する。介入群のドライバーヘッドスピードは男女とも約4%、総飛距離は男子約4%、女子約6%の増加とする。全文論文の詳細まで確認した結果ではなく、無作為割付も確認できないため、一般客への保証値にはしない。

資料 [22] [23]

研究で確かめた対象と訓練内容

論文抄録・学会抄録の確認
年・資料対象介入と結果
2007年・論文高齢男性18人、無作為割付8週間の複合運動。最大ヘッドスピード改善
2024年・論文ジュニア18人、対応を取って割付12週間・週2回筋力訓練を追加。速度・キャリー等改善
2026年・学会抄録代表級40人、介入29・対照1116週間・週4回。介入群のドライバー速度男女とも約4%増
全文論文を確認したとはしない。2024/2026年は抄録上、無作為割付を確認できない。単発の施術の効果やスコア改善率ではない。 [21] [22] [23]

研究の結果を商品へ移す前に確認すること

編集部の研究読解
研究で測ったもの今回言える範囲
数週間の複合運動・筋力訓練訓練期間と対象者を付けて結果を示す
ヘッドスピード、キャリー等スコアや疾病の治癒率とは別の指標
平均値や群間差全ての個人に同じ効果がある保証ではない
学会抄録全文論文と同じ詳細が読めたとはしない
企業の推薦文・アンケート独立した比較試験の代替にしない
各研究の対象数と介入を本文・表へ掲載。研究の年が新しいほど全ての条件で優れるという表ではない。 [21] [22] [23]
16

競技者支援には、有料の育成プログラムがある

TGFの選手登録は、プロ資格・出場資格を持つ人、15歳以上のプロ志望者、高校・大学のゴルフ部員等を対象としている。未成年者の保護者との面談、利用審査、練習風景・競技実績等のサイトやSNS掲載への同意も条件として示す。これは選手を雇用して給与を出す契約とは説明されていない。

最初に約90分のボディチェックを行い、相談、スクリーニング、スイング分析、評価と計画を実施するとする。料金表の育成コースは月額税込2万4,200円で55分を月4回、指名不可、追加1回6,600円、自主トレーニング無料。都度コースは55分8,800円等を掲載する。特別制度の対象・審査がある価格で、誰でも選べる一般料金には混ぜなかった。選手名の掲載から無料提供やスポンサー料の有無も認定しない。

資料 [26] [1]

選手登録プログラムの条件例

TGF公式案内
項目公開条件
対象プロ資格・出場資格者、15歳以上のプロ志望者、高校・大学ゴルフ部員等
審査・同意未成年の保護者面談、利用審査、方針・規則への同意
広報利用風景・競技実績等のHP/SNS掲載が可能
開始時約90分の相談・検査・スイング分析・評価と計画
選手雇用や給与・スポンサー契約の説明ではない。 [26]

対象者限定のTGF育成料金

公式表示・税込
区分公開料金と内容
育成コース月24,200円、55分×月4回、指名不可
追加トレーニング1回6,600円
自主トレーニング育成コースは無料
都度コース55分8,800円、指名可
都度の自主トレーニング1回1,320円
ゴルフレッスン50分11,000円
選手登録・利用審査等の条件があり、一般客が自由に選べる価格には混ぜていない。入会時の個別費用は契約で確認。 [1] [26]
17

帯同と大会サポートの実例・費用の不明点

ウェルディア品川治療院は2024年8月、9月3〜6日にで行われる女子プロテスト2次予選へ、選手のトレーナーとして帯同すると発表した。選手個人を支える仕事の存在は確認できるが、契約額や旅費の負担者は書かれていない。

JGFOは別の大会について、2024年9月13日・武蔵丘、対応約2時間、日当なし、交通費一部支給、JGFO-GFT保持者を条件に募集した。選手約80人・企業関係者約30人は募集告知上の対象規模で、実施結果ではない。日当がない一件を全ての帯同の相場にもせず、『現場経験があるから高収入』とも判断しない。

資料 [20] [19]

帯同と大会サポートの公開例

事業者・協会の過去の発表
例対象・期間金銭条件
ウェルディア品川治療院2024年9月の女子プロテスト2次予選に選手帯同契約額・旅費負担は未公表
JGFO募集2024/9/13・武蔵丘、約2時間の身体メンテナンス日当なし、交通費一部支給、資格条件あり
募集告知の規模を実施結果にしない。日当なしはこの一件の条件で、帯同全般の相場ではない。 [20] [19]

選手と契約するときに決まる費用

編集部の確認項目
費用・作業今回確認できた範囲
日当・年間契約料個人帯同額は未確認。大会募集の無償例は確認
交通・宿泊募集は交通費一部支給。個人帯同の負担者は未確認
担当人数と時間専属、複数選手、大会の短時間対応は契約が異なる
練習場・ホテル等での対応場所・日程・資格と業務の範囲を契約で確認
架空の高額契約や相場を作らず、公表例と未確認事項を記載。 [20] [19]
18

商売としての課題は、予約枠と継続率

マンツーマンのトレーニングやストレッチは、利用者1人の時間に担当者が付く。仮に50分のセッションと10分の準備・記録で1枠、1日8枠と置けば、満枠でも1人8件。稼働率50%なら4件となる。価格は仮に1件1万円なら4万円であり、スタッフの手取りでも利益でもない。

そこから人件費、賃料、採用・研修、予約の空き、決済、集客、器具などの支出が出る。実際の1日の勤務時間・原価・稼働率を確認した数値ではない。nobitelの解約率低減と物販拡大の方針は、こうした時間当たりのサービスを継続契約と追加商品へ広げる経営上の選択として読むことができる。

資料 [12] [1] [4]

1日8枠を仮定した、担当者1人の件数

仮定モデル・実績ではない
稼働率25%
2件/日
稼働率50%
4件/日
稼働率75%
6件/日
稼働率100%
8件/日
項目件/日
稼働率25%2
稼働率50%4
稼働率75%6
稼働率100%8
50分+準備・記録10分を1枠として8枠を置く。4件×仮単価1万円なら売上4万円。利益・手取りを示すものではない。
19

通い始める前と、その後に残す記録

初回評価で、何を改善したくて来たかを具体的に伝えたい。身体評価の点数、同じ機器・同じ条件のヘッドスピード、練習量、ラウンド後の疲れ、痛みの出る動作などを、担当者と相談して残す。医療が必要な症状をトレーナーの検査だけで診断したことにはしない。

次回までの自主練習、測り直す時期、変化が出なかったときの見直し方法を確認する。TGFは評価と計画、R-bodyは身体評価と自主コンディショニングの枠を案内しており、測定後も相談する仕事が商品になっている。今回はゴルフ客だけの全国売上、継続率、事故件数、帯同料の全国相場を確認できていない。個別の公開条件と、研究で検証された範囲を次回の比較にも使える形で残した。

資料 [26] [4] [18]

初回評価から、次回の見直しまで

公表サービスを編集部で整理
  1. 相談・評価

    ゴルフで困る動作、身体の状態、目的を確認

  2. 計画と指導

    担当者と内容・頻度・費用を決める

  3. 自宅と練習場

    教わった課題を続け、変化を記録

  4. 再確認

    同条件で測り直し、内容を相談して変える

各社が示す評価・訓練・自主運動の役割を編集部で整理。全員に同じ頻度・効果を指定するものではない。 [26] [4]

通い始める理由と、次に確かめるもの

編集部の記録例
理由担当者と残す記録
振ると痛い医療機関での評価、症状が出る状況、受診の経過
飛距離・動作同じ機器と条件での数値、課題と練習内容
疲れ・体力ラウンド後や翌日の状態、練習・運動の継続
継続費用月会費、指導料、指名、移動、通えなかった回数
治療や運動処方の指示ではなく、相談と継続費用を確認するための例。 [26] [4]

公表値から、まだ届かない数字

調査範囲
今回の未確認事項代わりに確認できたもの
ゴルフ客だけの全国売上個別施設料金と一般チェーンの店舗数
部門利益・原価率会社の経営方針、料金の費目
継続率・医療上の事故率会員条件やサービス案内
個人帯同の契約額発表された帯同・大会募集の条件
個社の表示と全国市場、宣伝と実証結果を混同しない。 [12] [24] [20]

元数値と調査方法

01

調査資料と確認方法

2026年10月30日までの企業公式料金、会社発表、医療機関の案内、厚生労働省の法令・通知、研究の抄録を確認した。原本、取得時刻、SHA-256、図表の数値は編集用に保存する。Dr.stretchの現行料金は、本文のない初期HTMLに代えて実ブラウザで表示を確認した。旧ガイドURLは採用せず、現行ページから案内されるPDFを取得・表示確認した。

02

複数年の比較

店舗数は国内外を含むDr.stretchの各時点の会社公表値。2021・2023・2025年は『超』という表示を残し、2026年4月は国内250・海外50。年末の同日比較やゴルフ専業の市場統計ではない。2022年と2026年の料金は通常料金の同じ時間区分を比較し、過去の回数券と現在の会員価格を値上げ率にしない。

03

支払いモデルと仮定

試算は税込の公開料金を使用。TGFは一般プレミアBと通常55分を12か月、月4回または8回。会員の入会金、月会費、個別料金とビジター登録料を含め、回数券・特定トレーナー・割引等を除く。Dr.stretchは通常60分と月会費3,500円+その他平日60分6,500円を比較。入会事務手数料・指名料・体験は除く。稼働率の図は実績でなく編集部の仮定。

04

研究と医療・資格の扱い

研究は2007年と2024年の論文抄録、2026年の学会抄録を確認。対象、人数、介入期間、割付法、結果の単位と限界を示す。全文を確認したとはしない。研究結果は特定店舗の効果や個人への運動処方に換算していない。保険の適用は医療機関の案内を示し、個別の受診や保険適用の判断は記載しない。

05

今回の範囲と未確認事項

一般フィットネス、ストレッチ全体、接骨院全体を足してゴルフ身体ケア市場にしていない。GD口コミは今回の施術や訓練効果を評価できる標本ではないため、利用者の治療成績には使わなかった。全国のゴルフ客売上、実際の継続率・事故率、企業の部門利益、帯同の契約額は未確認。匿名の体験や取材発言を作っていない。

集計データ

出典・参考資料

  1. トータルゴルフフィットネス 料金 [1] · 2026年10月30日確認
  2. トータルゴルフフィットネス 体験とサービス [2] · 2026年10月30日確認
  3. トータルゴルフフィットネス 公式 [3] · 2026年10月30日確認
  4. R-body柏の葉 施設と料金 [4] · 2026年10月30日確認
  5. ブリヂストンスポーツ2018年発表 コンディショニング研修のレッスン導入 [5] · 2026年10月30日確認
  6. Dr.stretch 料金・会員制 [6] · 2026年10月30日確認 · 公式サイトの実ブラウザ本文を確認・保存。初期HTMLはアプリ枠のみ。
  7. Dr.stretch 2022年12月の料金改定 [7] · 2026年10月30日確認
  8. 運営会社発表2021年180店超・伊藤忠との資本業務提携 [8] · 2026年10月30日確認
  9. 運営会社発表2023年6月時点240店超 [9] · 2026年10月30日確認
  10. 運営会社発表2025年12月時点290店超・物販商品 [10] · 2026年10月30日確認
  11. 運営会社発表2026年4月国内250・海外50店 [11] · 2026年10月30日確認
  12. nobitel2023年資金調達の発表 [12] · 2026年10月30日確認
  13. TPI認定Level1 公式案内 [13] · 2026年10月30日確認
  14. TPI認定更新の公式条件 [14] · 2026年10月30日確認
  15. 厚生労働省 理学療法士及び作業療法士法 [15] · 2026年10月30日確認
  16. 厚生労働省2013年通知 理学療法士の名称と予防指導 [16] · 2026年10月30日確認
  17. 山手クリニック ゴルフスポーツ外来と料金 [17] · 2026年10月30日確認
  18. イムス三芳総合病院 ゴルフ外来 [18] · 2026年10月30日確認
  19. 日本ゴルフフィットネス協会2024年大会トレーナー募集 [19] · 2026年10月30日確認
  20. ウェルディア品川治療院2024年プロテスト帯同の発表 [20] · 2026年10月30日確認
  21. Thompson等2007年 高齢男性ゴルファー18人の比較試験(抄録) [21] · 2026年10月30日確認
  22. Shaw等2024年 ジュニアの12週間トレーニング研究(抄録) [22] · 2026年10月30日確認
  23. Johansen等2026年 エリート選手40人の16週間研究(学会抄録) [23] · 2026年10月30日確認
  24. トータルゴルフフィットネス 運営会社と沿革 [24] · 2026年10月30日確認
  25. トータルゴルフフィットネス トレーニングの進め方 [25] · 2026年10月30日確認
  26. トータルゴルフフィットネス 選手育成支援 [26] · 2026年10月30日確認
  27. Dr.stretch 現行会員制の料金と条件 [27] · 2026年10月30日確認 · 公式サイトの実ブラウザ本文を確認・保存。初期HTMLはアプリ枠のみ。
  28. Dr.stretch 現行ページから案内される利用ガイド [28] · 2026年10月30日確認 · 現行会員ページからの案内PDF。画像の料金表8頁・変更手続き11頁を表示して照合。