COPの 移動パターンは、 フロントフット型と リバース型の 2種類に きれいに 分かれる?
足圧中心・パターン分類
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まず答え
2種類にきれいに分かれるとは言い切れません。アマチュア104人のドライバーと5番アイアンを解析した2023年研究では、2群に分ける方法でも特徴は見えましたが、別の基準では20群も最適候補になり、連続的な解析では群同士が明瞭に分離しませんでした。COPは固定2タイプより、多次元の連続体として見る方が実態に合う可能性があります。
詳しい解説
足圧中心(COP)の軌跡は、これまで「フロントフット型」と「リバース型」の2つに分けて説明されることがありました。ただし、2分類が自然界に明確な境界として存在するかは別問題です。
Jonesらの2023年研究では、アマチュア104人のドライバーと5番アイアンのCOP軌跡を、離散的なクラスタ分析と連続的な主成分分析の両方で調べました。クラスタ数を決める評価基準によっては2群が最適とされ、その2群は従来のフロントフット型とリバース型に似た特徴を示しました。一方、別の基準では20群も最適候補になりました。
さらに連続的な主成分分析では、これらの群は明瞭に分離せず、COPの動きは多次元の連続体として表した方が有用だと報告されています。低ハンデでクラブヘッド速度が高い選手ほど、フロントフット型に近く、ダウンスイング開始時に前足側へ速く移る傾向も見られました。
つまり、2タイプ分類は大まかな説明には使えますが、「あなたは必ずこの型」「この型が唯一の正解」と固定するのは粗すぎます。実用上は、同じ人のCOP軌跡を連続的に見て、クラブ、速度、打球結果と合わせて評価する方が安全です。なお、この研究は観察的な比較であり、特定のCOP型に変えれば上達するという因果を示したものではありません。