ゴルフ百科事典

ゴルフ場の木は、景観のためなら多いほどいい?

樹木・景観

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まず答え

いいえ。木はコースの個性をつくり、見せたい景色を引き立てたり不要な景色を隠したりできますが、多すぎたり場所が悪かったりすると、良い眺めを遮り、芝やプレーにも悪影響を与えます。大切なのは本数より「適した木を適した場所に置くこと」です。

詳しい解説

樹木はゴルフ場の景観をつくる大きな要素です。成熟した木はホールの輪郭を見せ、背景をつくり、施設や道路など見せたくないものを隠すことができます。特徴的な樹木群が、そのコースらしさを感じさせる場合もあります。

光不足が続くと光合成に使えるエネルギーが減り、根や密度、損傷からの回復に影響します。必要な光量や反応は芝種・品種・刈高などで異なり、この図から現場の状態を診断するものではありません。

ただし、木を増やせば景観が必ず良くなるわけではありません。USGAは、適切な場所の木は景観やプレーに価値を持つ一方、過剰な植栽は魅力的な景色まで遮り、ホールを狭く見せ、設計本来の地形や眺望を見えにくくすることがあると説明しています。

木は成長するため、植えた時の見た目だけで判断するのも危険です。若木では問題がなくても、数十年後に樹冠が広がり、隣の木と重なったり、グリーンやティーの日照・風通しを妨げたりすることがあります。落葉や枝などの清掃負担も増えます。

そのため景観管理では、「木を残すか切るか」だけでなく、どの木を主役として見せるか、どの眺望を開くか、成熟後にどの程度の空間を使うかを考えます。必要なら密集した木を間引くことで、残した木が大きく健全に育ち、かえって景観が整う場合もあります。

ゴルフ場の樹木景観は、本数の多さではなく、樹種、位置、間隔、成熟時の大きさ、眺望、芝の健康、設計意図を合わせてつくるものです。