同じ モデルの ゴルフボールでも、 製造ロットで 性能差が 出る ことは ある?
ゴルフボール品質管理
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まず答え
製造品なので微小なばらつきはあり得ますが、同じモデルで大きな性能差が出ないようメーカーは厳しい公差と品質検査で管理しています。USGAとR&Aも適合球を抜き取り再検査し、登録時と特性が変わっていないか確認します。
詳しい解説
ゴルフボールは複数の材料を混合・成形・研磨・塗装して作る工業製品なので、寸法や材料状態に完全なゼロ差を作ることはできません。そのためメーカーは、許容範囲を決めて工程ごとのばらつきを小さくする品質管理を行います。
Titleistは公式の製造工程紹介で、Pro V1やAVXに約90項目、Pro V1xには約120項目の工程・製品品質チェックを行い、コンピューターと品質保証部門が各工程を監視していると説明しています。目的は、同じモデルのボールが一貫した性能を出すようにすることです。
規則適合の面でも、モデル登録時だけで終わりではありません。USGA/R&Aは、適合球リストに載ったボールから選んでランダムテストを行い、ボールの特性が登録時と同じ状態に保たれているか確認しています。適合上の問題が見つかればリストから外される場合があります。
したがって『ロットが違えば必ず飛距離が変わる』とはいえません。品質管理された正規品では、ロット差よりゴルファー自身の打点・速度、気温、ボール温度、芝や風などの影響の方が実戦では大きく見えることもあります。
一方で、製造上の公差がある以上、個体差が理論上ゼロという意味でもありません。ロット差を疑うなら、数球だけの印象ではなく、同じ環境・同じ計測条件で複数球を比較し、同じ傾向が繰り返し出るかを見る必要があります。