ゴルフ百科事典

バンカー砂が締まりすぎると、目玉は減っても打ちやすさは悪くなることがある?

バンカー・砂管理

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まず答え

あります。砂がある程度締まるとボールは埋まりにくくなりますが、極端に硬いとクラブのソールが砂へ入りにくく、表面で跳ねやすくなります。目玉の少なさと、バンカーショット全体の打ちやすさは同じ指標ではありません。

詳しい解説

バンカー砂は、柔らかいほど良い、硬いほど良い、という単純な関係ではありません。柔らかすぎるとボールが深く埋まりやすくなり、反対に締まりすぎるとクラブが砂へ入りにくくなるためです。

柔らかい砂では球が深く埋まりやすい一方、非常に硬い砂ではクラブが表面で跳ねる場合があります。図は同じ球で埋まり方を対比する透視模式図で、実測貫入深さや最適な硬さの数値を示しません。球が埋まりにくいこととクラブが適度に入れることを分け、砂の深さ、水分、汚染や整備等も合わせて確認します。

USGAのバンカー測定資料では、砂の硬さを落球による貫入深さで評価したとき、値が大きすぎる柔らかい状態ではボールが埋まりやすく、いわゆる目玉になりやすいと説明しています。一方、貫入深さが小さすぎる非常に硬い状態では、クラブが砂を滑るのではなく表面で跳ねやすくなるとしています。

つまり、砂を締めて目玉を減らすことには利点がありますが、硬くしすぎれば別の難しさが出ます。特にグリーンサイドバンカーでは、を使って砂へ入りたいショットでソールが跳ね、リーディングエッジが高く当たったり、薄い当たりになったりする可能性があります。

USGAは、硬すぎるバンカーの原因として、砂の深さ不足、土や有機物による汚染、水分の多さなどを挙げています。反対に、乾燥して深く柔らかい砂では目玉が増えやすいため、単に『もっと柔らかくする』だけでも解決しません。

実際の管理では、砂の種類、粒度、形状、深さ、水分、汚染、レーキ方法などを合わせて見ます。USGAは現場で許容される硬さには幅があり、単一の測定値だけで良否を決めず、複数地点を測って状態を確認することを勧めています。

したがって、目玉が減ったからバンカーが必ず打ちやすくなったとは言えません。良い状態は『埋まりにくいこと』と『クラブが適度に砂へ入れること』の両方を満たす範囲で、締めすぎも柔らかすぎもプレー性を下げる可能性があります。