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亜リン酸は、リン肥料の代わりになる?

芝草栄養・リン/亜リン酸

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まず答え

なりません。芝が栄養として利用するリンは主にリン酸態で、葉面散布した亜リン酸はクリーピングベントグラスやポアアニュアの体内でリン酸へ変換されず、リン欠乏を補う肥料にはなりません。亜リン酸は病害抑制など別の目的で使われることがあります。

詳しい解説

リンを含む名前でも、リン酸と亜リン酸は芝にとって同じものではありません。芝が栄養として利用するのはリン酸態のリンです。USGAが紹介する研究では、葉面散布した亜リン酸はクリーピングベントグラスやポアアニュアへ速やかに取り込まれますが、植物体内でリン酸へ変換されず、リン肥料として利用できる形にはなりませんでした。

そのため、検査や症状からリン不足が確認された場合は、亜リン酸を増やすのではなく、植物が利用できるリン酸を含む肥料で不足を補う必要があります。亜リン酸処理で芝の品質が良く見えることはありますが、研究では病害抑制など栄養供給とは別の作用が関わる可能性が示されています。

一方で、亜リン酸を長期間繰り返し使うと根域のリン量が増える場合があります。ただし、それを理由に『亜リン酸がそのままリン肥料になる』とは言えません。USGAは、亜リン酸を定期的に使う場合も土壌中のリンを監視するよう勧めています。

つまり、亜リン酸とリン酸は用途を分けて考えます。リン栄養は土壌検査を基準にリン酸態で管理し、亜リン酸は病害管理など採用目的に応じて扱うのが基本です。