ドライバーと 7番アイアンでは、 地面を 押す足と 方向の 使い分けも 変わる?
地面反力・クラブ別
まず答え
変わる可能性があります。低ハンデ男性16人を同じ人の中で比べた2026年研究では、ドライバーは右足側の前後・左右方向の地面反力が大きい区間が多く、7番アイアンは左足側の左右・前後方向や終盤の垂直支持が大きい区間がありました。ただし差はスイング全体ではなく特定の局面に集中しています。
詳しい解説
地面反力は、左右の足で同じ量・同じ方向に出るわけではありません。また、使うクラブが変われば、構えやスイングプレーン、重心移動も変わるため、左右脚の地面反力パターンも同じとは限りません。
Liuらの2026年研究では、低ハンデの右打ち男性16人が、自分のドライバーと7番アイアンでフルスイングを行い、左右別のフォースプレートと3次元動作計測で比較されました。各クラブ5球を平均し、前後・左右・垂直方向の地面反力をスイング時間に沿って解析しています。
ドライバーでは、右足側の左右方向地面反力がスイング周期の0〜58%と84〜90%、前後方向地面反力が0〜5%、37〜62%、83〜89%で7番アイアンより大きくなりました。右足の垂直地面反力も83〜90%で大きい結果でした。
一方、7番アイアンでは、左足側の左右方向地面反力が0〜18%と84〜93%、前後方向地面反力が0〜14%と84〜90%、垂直地面反力が95〜100%でドライバーより大きくなりました。研究者は、ドライバーでは右脚側の力発揮、7番アイアンでは左脚側の支持や制動がより目立つ局面があると解釈しています。
ただし『ドライバーは右足、アイアンは左足』と単純化するのは危険です。差が出たのは特定の時間帯で、全区間・全方向ではありません。対象も低ハンデ男性16人に限られ、各自が自分のクラブを使用しています。実用上は、クラブ別に左右脚・方向・時刻をセットで比較し、1つのピーク値だけで良否を決めない方が安全です。