ゴルフ百科事典

上級者は初心者より、打った直後にボールの止まる距離を正確に予測できる?

距離知覚・パッティング

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まず答え

小規模研究では、上級者の方が正確でした。上級者9人と初心者9人のパット実験では、インパクト直後に結果を見られなくしても、上級者はボールの停止位置をより小さい誤差で推定しました。ただし各群9人なので、全ゴルファーへそのまま一般化はできません。

詳しい解説

TanakaとIwamiの2018年研究では、上級者9人と初心者9人が1.2m、2.4m、3.6mの目標へパットしました。インパクト直後に電動シャッター眼鏡を閉じ、実際にボールがどこで止まったかを見られない状態で、停止位置を推定させています。

その結果、上級者は初心者より、実際の停止位置と自分の推定位置との差が有意に小さく、打った直後の「どこまで転がったか」という距離感の見積もりが正確でした。研究ではパターヘッド運動のばらつきも上級者の方が小さかった一方、停止位置の推定精度とスイングの一貫性は、同じ能力ではなく独立した技能として解釈されています。

つまり、上級者は単にストロークが安定しているだけでなく、打った感覚から結果を予測する能力も高い可能性があります。ただし、この研究は各群9人と小規模で、平坦な短距離パットを使った実験です。傾斜、芝速度、長距離、実戦のプレッシャーでも同じ差が出るとは確認されていません。

実用上は、打った直後に『どこで止まると思うか』を先に答え、その後に実際の停止位置を見る練習を使うと、自分の距離感の校正精度を確認できます。予測が外れたときは、ストロークのばらつきと結果予測の誤差を分けて見るのが適切です。