同じ 低ハンデでも、 男女で ダウンスイング中の 骨盤と 胸郭の 動きは 同じ?
男女差・骨盤胸郭運動
あとで読む保存した記事へ →
まず答え
同じではありません。低ハンデの男女各19人を3D計測した研究では、インパクト時の骨盤後傾、骨盤・胸郭の側屈や水平回旋、前後・側屈方向の角速度などに男女差がありました。ただし全成分で違うわけではなく、男女だけで個人の理想動作は決められません。
詳しい解説
Horanらの2010年の研究では、ハンディキャップ4以下の熟練男性19人と女性19人のダウンスイングを光学式3D動作計測で比較しました。骨盤と胸郭の位置・向き・角速度、胸郭―骨盤の分離角などを解析しています。
インパクト時、男性群は女性群より骨盤の後傾が大きく、骨盤と胸郭の右側屈が大きく、骨盤・胸郭の左方向への水平回旋は小さい結果でした。また、前後傾と側屈方向では、男性群の骨盤・胸郭のピーク角速度やインパクト時角速度が大きい項目がありました。
一方で、すべての回旋成分が男女で異なったわけではありません。研究の結論も、主な差は側屈と前後傾方向に見られ、男性ゴルファーで観察された『理想』をそのまま女性へ一般化すべきではないとしています。
したがって、同じ低ハンデでも男女で骨盤・胸郭の動きが完全に同じとは言えません。ただし、これは男女の群平均を比べた観察研究です。個人のスイング評価では性別だけで型を決めず、本人の可動域、クラブ速度、打点、球筋、再現性と合わせて見ます。