同じ 熟練者でも、 男女で ダウンスイング中の 骨盤・胸郭の 動きの ばら つきは 違う?
骨盤胸郭連動・ばらつき
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まず答え
違いが報告されています。熟練男性19人・女性19人を比較した研究では、女性群はダウンスイング中盤とインパクトで胸郭・骨盤の軸回旋のばらつきが大きく、胸郭―骨盤の連動ばらつきも大きい結果でした。一方、手とクラブヘッド軌道のばらつきは男女ともインパクトへ近づくほど小さくなり、最終的なクラブヘッド軌道は同程度に安定していました。
詳しい解説
熟練者でも、身体各部が毎回まったく同じ軌道を通るわけではありません。Horanらの2011年研究では、熟練男性19人と熟練女性19人のフルスイングを3次元計測し、ダウンスイング中の胸郭、骨盤、手、クラブヘッドの試行間ばらつきを比較しました。
その結果、女性群は男性群より、ダウンスイング中盤とボールインパクトで胸郭・骨盤の軸回旋のばらつきが大きく、胸郭―骨盤の連動ばらつきも大きい結果でした。つまり、同程度に熟練していても、体幹の回転を毎回そろえる方法には群として違いがありました。
一方で、手とクラブヘッドの軌道ばらつきは男女ともトップからインパクトへ近づくにつれて順に小さくなりました。研究者は、身体各部の動きや連動にばらつきがあっても、熟練者はインパクトへ向けて手とクラブヘッド軌道のばらつきを小さくすることを優先していると解釈しています。
したがって、「女性はスイングが不安定」「男性の方が再現性が高い」と単純化するのは不適切です。差が出たのは胸郭・骨盤の特定方向の動きと連動のばらつきで、クラブヘッド軌道は両群とも低いばらつきへ収束しました。また横断比較なので、性別そのものを原因と断定したり、男女別の理想動作を固定したりはできません。