ゴルフ百科事典

プレショットで素振りの回数が多いほど、心拍数も上がりやすい?

プレショットルーティン・生理反応

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まず答え

コース上の少人数研究では、その関連が確認されました。男性ユースゴルファー10人では、プレショット開始から終了までの心拍上昇と最も強く関連した行動が素振り回数で、ティーショットはr=0.474、フェアウェイショットはr=0.373でした。ただし相関なので、素振りが心拍上昇の原因だとは断定できません。

詳しい解説

プレショット中の心拍数は、緊張だけでなく、歩行直後の状態、構え、素振りなど身体活動そのものでも変わります。そのため、素振りが多い選手ほど心拍が高いとしても、それだけで心理的プレッシャーが強いとは判断できません。

Zieniusらの2015年研究では、男性ユースゴルファー10人の実際のラウンドを観察し、心拍数を2秒間隔で記録しながら、プレショットルーティン中の行動を記録しました。ティーショットとフェアウェイショットでは、ルーティン開始から終了まで心拍数が有意に上昇しました。

複数の行動との関係を調べた中で、素振り回数は心拍上昇と最も強く関連し、ティーショットでr=0.474、フェアウェイショットでr=0.373でした。どちらも統計的に有意でした。つまり、この集団では素振りが多い場面ほど、ルーティン中の心拍上昇も大きい傾向がありました。

ただし、これは10人をコース上で観察した相関研究です。素振りを1回増やせば心拍が何拍上がる、という因果や固定換算は示していません。また、難しいショットだから素振りが増え、同時に緊張や身体活動で心拍が上がった可能性もあります。

実用上は、心拍データを見るときに素振り回数やルーティン時間も一緒に記録します。心拍が上がったことだけで『緊張した』と決めつけず、身体活動と心理反応を分けて考える方が安全です。