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同じ害虫でも、グリーンとラフで防除の基準は変わる?

害虫・IPM/防除基準

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まず答え

はい。芝の用途と許容できる損傷が違うためです。パッティンググリーンは小さな傷みでも転がりへ影響しやすく、ラフでは一定の被害を許容できる場合があります。害虫の種類・密度・生育段階・季節・被害の進み方まで見て判断します。

詳しい解説

芝害虫の防除は、「何匹いたら必ず処理」という全国共通の数字だけでは決まりません。総合的病害虫管理では、まず害虫の種類、密度、被害状況を継続して確認し、その場所で許容できる被害の上限を考えてから対策を選びます。

パッティンググリーンは、わずかな芝の薄化や凹凸でもボールの転がりに影響するため、許容できる被害が小さくなりやすい場所です。一方、ラフやプレー頻度の低い区域では、見た目やプレー性を損なわない範囲で一定の害虫や被害を許容できる場合があります。つまり、同じ害虫が同じ程度見つかっても、場所の役割によって対応の優先度は変わります。

USGAは、害虫管理では継続的な観察と被害の基準を使い、必要な場所へ狙って対策することを勧めています。ラフでは全面処理ではなく、被害が問題になる区域だけを対象にすることで、管理費や資材使用を減らせる場合があります。

ただし、グリーンなら必ず処理、ラフなら放置という意味ではありません。害虫の種類、幼虫・成虫などの生育段階、、季節、根や葉への被害速度によってリスクは変わります。防除の基準は「害虫をゼロにすること」ではなく、その場所に必要な芝の機能を維持できるかで決めるのが基本です。