ゴルフ百科事典

上り・下りの傾斜地では、足圧中心の移動は平らなライと変わる?

足圧中心・傾斜ライ

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まず答え

変わります。男性ミッドハンデ12人が6番アイアンで平地と5度の上り・下り斜面から打った研究では、斜面では中の移動が平地と異なりました。ただし、その差はダウンスイングでは消えました。傾斜で変化は出ますが、スイング全体を通じて同じ差が続くわけではありません。

詳しい解説

傾斜地では、身体は平地と同じ立ち方ができません。Hileyらの研究では、男性ミッドハンデ12人が6番アイアンで、平地と5度の上り・下り斜面からショットを行い、足圧中心(COP)、身体の向き、打球結果を比較しました。

COP軌跡は作用位置の時間変化です。図は左右足の合成COPの架空例で、個別足内COPや身体重心COMの経路とは別です。各番号を特定のスイング局面や理想パターンと対応させていません。

斜面では、アドレス時に身体を斜面へ対してできるだけ垂直に合わせようとした結果、COPが低い側の足へ寄る変化が見られました。さらにバックスイング中のCOP移動は平地と異なりました。

一方で、その差はダウンスイングに入ると消失しました。つまり、傾斜によるCOPの変化は「斜面だからスイング全体でずっと低い側へ残る」という単純なものではなく、局面によって現れ方が変わります。

実用上は、傾斜ライで足圧中心を平地と同じ軌跡へ無理に合わせるより、アドレスとバックスイングでどのように補正が起き、ダウンスイングでどう戻るかを時間軸で見る方が安全です。ただし対象は男性12人、6番アイアン、5度斜面に限られるため、すべての斜度・クラブ・技能レベルで同じ変化が起きるとは断定できません。