ジャンプや 脚力テストで 左右の 地面反力差が 大きい 上級者は、 ドライバーの ヘッドスピードも 遅い?
身体能力・地面反力
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まず答え
この研究では、遅いとは言えませんでした。ハンデ5以下の男性50人では、ジャンプや等尺性脚力テストの左右の垂直地面反力差とドライバーのクラブヘッド速度に有意な関係はなく、左右差が大きいほど遅いという傾向は確認されませんでした。
詳しい解説
Wellsらはハンデ5以下の男性ゴルファー50人を対象に、カウンタームーブメントジャンプ、スクワットジャンプ、ドロップジャンプ、等尺性ミッドサイプルの4種類の両脚テストを行い、左右の垂直地面反力の非対称性とドライバーのクラブヘッド速度を比較しました。
その結果、各テストの左右差とクラブヘッド速度の相関はr=-0.14〜0.22で、いずれも有意な関係はありませんでした。つまり、この研究範囲では「左右差が大きい上級者ほどヘッドスピードが遅い」とは言えません。
さらに、どちらの脚が強い側になるかも課題ごとにあまり一致せず、Kappa係数は0.06〜0.39でした。ジャンプでは右脚優位でも、別のジャンプや等尺性テストでは同じ脚が優位とは限らず、左右差は課題依存でした。
ただし、この結果はスイング中の左右地面反力差そのものを測ったものではありません。また、左右差がケガや他の運動能力と無関係という意味でもありません。少なくとも上級男性ゴルファーのヘッドスピード評価では、ジャンプや脚力テストの左右差だけを単独の良否指標にする根拠は弱いと考えられます。