ゴルフ百科事典

9ホール相当のプレー後は、経験者でも立位バランスや固有感覚が変わる?

疲労・バランス

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まず答え

小規模研究では、変化する傾向が示されました。経験者12人を9ホールの模擬ゴルフ前後で測ると、立位バランスとの指標に変化がみられました。ただし、人数が少なく装具を含む研究なので、変化の方向や大きさを一般化はできません。

詳しい解説

StudeとBrinkの研究では、経験者12人を対象に、9ホールの模擬ゴルフの前後で立位バランスと固有感覚を測定しました。測定には圧力センサーを使った足元の計測台を用い、主な評価項目として姿勢が安定するまでの時間などを見ています。

研究者は、9ホール相当のプレー後に立位バランスと固有感覚が変化する傾向を報告しました。つまり、ゴルフ経験がある人でも、9ホール程度のプレー負荷のあとに、立って身体を安定させる能力や身体位置の感覚がまったく同じ状態のままではない可能性があります。

ただし、この研究の主目的は足底装具の介入効果を調べることでもありました。対象者はその後6週間、個別に作った柔軟な足底装具を日常的に使用し、同じ測定を再度受けています。装具使用後には、バランスや固有感覚の左右差、9ホール後の影響が小さくなる傾向も報告されました。

重要なのは、この研究だけから『9ホールで必ずバランスが悪化する』『後半は必ずショットが崩れる』とは言えないことです。対象は12人と少なく、古い小規模研究で、模擬ゴルフの条件も現在の実戦18ホールとは異なります。さらに、姿勢や固有感覚の変化がスコアやミスショットにどの程度直結するかまでは示していません。

したがって実用上は、9ホールを境に身体感覚が変わる可能性を前提にし、後半で構えや重心感覚に違和感が出る人は、前半と後半で同じ感覚を無理に再現しようとせず、短い素振りや足裏の感覚確認で状態を再確認する程度に使うのが安全です。