ヘッドスピード練習で いう 「疲労」って 何?
速度練習・疲労
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まず答え
速く振る能力が一時的に落ち、同じ最大努力でも速度や動きの質を保ちにくくなった状態です。主観的な「疲れた感じ」だけではなく、実測速度の低下、フォーム変化、回復の遅れなどを合わせて見ます。ただし、ゴルフに共通する固定の速度低下率は確立していません。
詳しい解説
ヘッドスピード練習は、できるだけ高い速度を出すこと自体が練習刺激になります。ここでいう疲労は、単に息が上がった状態ではなく、繰り返すうちに同じ最大努力でも高い速度や同じ動きを維持しにくくなる一時的な能力低下として考えると整理しやすくなります。
ゴルフ特有の疲労を調べたHigdonらの研究では、7人のゴルファーに疲労課題を行わせたところ、統計モデル上、クラブヘッド速度は約2.0〜2.5%低下しました。一方でショットの一貫性は悪化せず、むしろ改善方向の値も示されました。つまり、疲労が出ればすべての指標が同時に悪くなるとは限りません。
2026年の別の一次研究では、11人のゴルファーに体幹筋の疲労課題を行わせ、疲労後に体幹の運動や足関節の可動域などが変化しました。これも、疲労が速度だけでなく身体の使い方へ現れる可能性を示します。ただし、これらは特定の疲労課題を用いた小規模研究で、オーバースピード練習の全員共通の中止基準を示した研究ではありません。
実用上は、速度練習中の疲労を一つの数字だけで決めず、通常クラブや練習器具の実測速度、打点や動作の乱れ、主観的な疲労感を同じ条件で追います。普段出せる速度を明らかに維持できなくなった状態で本数だけを増やすと、「速く振る練習」から離れていきます。何%落ちたら必ず終了、という固定値はゴルフの一次研究からは決められていません。