ゴルフ百科事典

手首のリリースの型が違うと、クラブのシャローイング量も変わる?

手首リリース・シャローイング

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まず答え

変わる傾向があります。男性84人の2025年研究では、手首の型によって手元とクラブヘッドの面外方向のシャローイングに差があり、特定の型では相対的に大きなシャローイングが確認されました。ただし、リリース型を変えれば必ずシャローになるという因果は示していません。

詳しい解説

Chengらの2025年研究では、エリート男性ゴルファー84人のドライバーを3次元計測し、手首のアンコック開始時刻とスイング面内の手首角速度パターンから、4つの手首リリース様式に分類しました。分類はDelayed Release 1、Delayed Release 2、Early Release、Recockingです。

研究では、リリース様式の間で、手元とクラブヘッドが機能的なスイング面からどれだけ面外方向へ動くかに有意な差がありました。とくに手首角速度に明瞭な負の局面を持つDelayed 1とRecockingでは、相対的に大きな面外方向のシャローイングが確認されました。

ここでいうシャローイングは、単にトップでシャフトが寝て見えるかを1枚の画像で判定したものではありません。手元とクラブヘッドが基準となるスイング面に対してどの方向へ移動したかを3次元で評価した結果です。そのため、見た目のシャフト角だけを同じにすれば研究と同じ動きになるとは限りません。

また、この研究は既に異なるリリース様式を持つ選手を分類して比較した横断研究です。手首のリリースを意図的に遅らせる、再コックさせる、といった操作でシャローイングが増えることを直接証明したものではありません。4つのリリース様式の間でクラブヘッド速度にも有意差はありませんでした。

したがって、シャローイングを評価するときは「浅いほど良い」とせず、手首のアンコック時期と角速度、手元とクラブの3次元軌道、フェース向き、、球筋を合わせて確認します。リリース型とシャローイングは関連する特徴ですが、どちらか一方を単独で直す処方にはしません。