ゴルフ百科事典

右打ちでは、ドライバーの方がアイアンよりリード膝の動きが大きくなる?

リード膝・クラブ別負荷

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まず答え

今回確認した研究条件では、ドライバーの方が大きい傾向でした。右打ち男性アマ16人では、ドライバーは3番・6番・9番アイアンより、リード膝の多くの並進・回旋・力・トルクで大きい値を示しました。ただし全指標で一律ではなく、「ドライバーでは膝を大きく動かすべき」という意味ではありません。

詳しい解説

クラブが長くなれば、リード膝の動きや負荷もまったく同じとは限りません。

2023年の研究では、右打ち男性アマチュア16人がドライバー、3番アイアン、6番アイアン、9番アイアンを、ストレートスタンスとの2条件で打ちました。2台のフォースプレートと3次元動作計測を使い、リード膝の並進・回旋、関節にかかる力とトルクを比較しています。

その結果、ドライバーは4クラブの中で、リード膝の多くの並進・回旋・力・トルクについて有意に大きい値を示しました。つまり、この対象者群ではドライバーの方が膝の動きと力学的負荷が大きくなりやすい傾向が確認されています。

ただし、「動きが大きい」と「負荷が大きい」は同じ指標ではありません。また、すべての膝指標がドライバーで最大だったわけでもありません。対象は男性アマ16人であり、女性、シニア、プロ、高ハンデ、左打ちで同じ差が出るとは確認されていません。

実用上は、ドライバーとアイアンで膝角度を同じ目標値へ合わせるより、同じ人の中でクラブ別に膝の動き、地面反力、打球結果を比較します。研究結果は『ドライバーでは膝をより大きく使うべき』という処方ではなく、クラブ条件によってリード膝の運動と負荷が変わり得ることを示す材料です。