スタンスを 狭く すると、 右打ちの リード膝の 内側方向の 負荷は 大きくなりやすい?
スタンス幅・リード膝負荷
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まず答え
男性プロ13人を5番アイアンで調べた研究では、アドレス時のスタンス幅が狭いほど、リード膝のピーク内転モーメントが大きい関連がありました。ただし相関研究なので、狭いスタンスが直接原因だとは断定できず、広げれば必ず負荷が減るとも言えません。
詳しい解説
スタンス幅とリード膝の負荷には関連がある可能性がありますが、因果関係として単純化はできません。
2022年に報告された研究では、男性プロゴルファー13人が5番アイアンを打ち、3次元動作計測とフォースプレートでリード膝の関節モーメントを測定しました。研究者はアドレス時のスタンス幅や、スイング中の身体・膝の動きとの関係を解析しています。
その結果、つま先位置で測ったアドレス時のスタンス幅が狭いほど、リード膝のピーク内転モーメントが大きいという有意な関連がありました。相関係数はr=-0.62、p=0.02でした。一方、かかと位置で測ったスタンス幅では同じ有意な関連は確認されていません。
ここでいう内転モーメントは、膝関節にかかる力学的な回転作用を表す指標で、痛みの強さそのものではありません。また、この研究は13人の男性プロによる5番アイアンのショットを対象とした相関研究です。そのため『スタンスを狭くしたことが負荷増加を直接引き起こした』『スタンスを広げれば必ず安全になる』とは言えません。
実用上は、スタンス幅を変えるときに膝だけを見るのではなく、バランス、骨盤・膝の動き、地面反力、打球結果も同時に確認します。研究結果は、スタンス幅がリード膝の力学量を変え得る候補の一つだと考える材料として使うのが適切です。