ゴルフ百科事典

スイング動画の「モーションブラー」って何?

動画解析・露光

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まず答え

は、1枚の画像を露光している間にクラブや身体が動くことで、輪郭が筋状・ぼやけて写る現象です。速いスイングでは、とは別に露光時間を短くしないと、フレーム数が多くてもクラブヘッドやシャフトの位置を読み取りにくくなります。

詳しい解説

動画は連続した静止画ですが、各フレームは一瞬で完全に止めて撮っているわけではありません。センサーが光を受けている露光時間のあいだにもクラブは動きます。その移動が1枚の中に重なって記録され、輪郭が伸びたりぼやけたりするのがモーションブラーです。

同じ速さで動く物体を、異なる露光時間で記録する概念図です。像は原理を見せるための合成例で、実際のシャッター設定やゴルフ動画の実測比較ではありません。fpsと露光時間は別の撮影条件です。

ゴルフではインパクト付近のクラブやボールが非常に速いため、露光時間の影響が大きくなります。Wangらの高速ステレオ視研究では、最高360 km/hのゴルフボール追跡を目的に、810フレーム/秒と35マイクロ秒の露光時間を使っています。論文でも、高速物体をぼかさず捉えるには非常に短い露光時間が必要だとしています。

また、Hunterらのスイング動画解析研究は240 Hzで撮影しながら、シャッタースピードを1/2000秒に設定しました。これは『フレームを何枚撮るか』と『1枚をどれだけ長く露光するか』が別の条件だからです。高いフレームレートはフレーム間の時間を短くしますが、各フレームの露光が長ければ、その1枚の中では被写体がぶれます。

したがって、やシャフト角を動画から読むときは、fpsだけでなく輪郭が十分に止まって見えるかも確認する必要があります。露光時間を短くすると一般に取り込める光が減るため、照明や感度との兼ね合いもあります。モーションブラーが少ないことは解析しやすさにつながりますが、それだけでカメラ位置や2D投影による誤差まで解消されるわけではありません。