ゴルフ百科事典

練習グリーンと本コースのグリーン速度が違うと、距離感練習はどこまで役に立つ?

練習グリーン・速度差

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まず答え

役には立ちますが、そこで作った「この強さならこの距離」という距離感はそのまま本コースへ持ち込めません。速度差が大きいほど、練習グリーンは打ち出し方向やなどの確認用と考え、本コースでは実際の転がりに合わせて距離感を再調整する必要があります。

詳しい解説

練習グリーンの大きな役割の一つは、ラウンド前に当日の転がりを確認することです。USGAも、練習グリーンは本コース18グリーンの速度にできるだけ近い状態が望ましいと説明しています。つまり、練習グリーンと本コースの速度が大きく違う場合、距離感の再現性は本来より低くなります。

グリーン速度は、一定条件で転がしたボールがどれだけ進むかで測ります。USGAのStimpmeter資料では、芝葉との摩擦や刈込み、、水分などの条件で転がり距離が変わるとされています。同じ初速で打っても、速い面では遠く、遅い面では短くなるため、練習グリーンで覚えた振り幅と距離の対応をそのまま本コースへ当てはめることはできません。

それでも練習が無意味になるわけではありません。打ち出し方向、フェースの当たり方、ストロークのなど、転がる距離そのもの以外の確認には使えます。また、練習グリーン内で短い・中くらい・長い距離を打ち分けることで、その面上での相対的な強弱は確認できます。

本コースとの速度差が疑われる場合は、練習グリーンで作った絶対的な距離感を固定せず、最初の数ホールで実際の転がりを観察して補正します。特に上り下りや表面水分が違えば、同じコース内でも体感速度は変わります。

USGAは、同じ日の練習グリーンと本コースが近い速度であることを一貫性の目標にしています。したがって、速度が違う練習グリーンは「距離感を完成させる場所」ではなく、「ストロークを整え、仮の基準を作る場所」と考えるのが現実的です。