アンチ・ドーピング教育は、 選手本人だけ 受ければいい?
アンチ・ドーピング教育
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まず答え
いいえ。選手だけでは不十分です。IGFは、選手本人に加えてコーチ、代理人、医療・支援スタッフなど周囲の人もアンチ・ドーピングの規則や手続きを理解する対象としており、教育資料や講習も選手の関係者へ広く提供しています。
詳しい解説
アンチ・ドーピングでは、違反を避ける責任を選手本人だけに閉じると実務上の抜けが生まれます。国際ゴルフ連盟(IGF)は、教育を長期的なドーピング防止策の一つと位置づけ、選手だけでなく、その周囲で支える人たちも規則や手続きを理解する必要があるとしています。
IGFの教育ページでは、選手とその関係者がアンチ・ドーピング規則や手続きを理解できるようオンライン資源を提供し、講習は選手に限らず広いゴルフコミュニティへ開かれています。2025年にIGFと国際検査機関(ITA)が実施した競技別講習でも、コーチと代理人向けの回と、選手・選手支援者向けの回を分けて設けています。
周囲の人まで対象になる理由は、禁止物質の確認、薬やサプリメントの選択、検査時の対応、居場所情報、治療使用特例など、実際の判断にコーチ、代理人、医療関係者、家族などが関わる場面があるからです。選手がルールを知っていても、支援者が誤った助言をすれば意図しない違反につながる可能性があります。
一方で、全員が同じ内容を同じ深さで学ぶ必要があるわけではありません。選手は自分に直接課される義務を中心に、コーチや代理人は支援時の責任、医療関係者は薬剤や治療手続きなど、それぞれの役割に近い項目を重点的に確認する方が実用的です。
つまり、アンチ・ドーピング教育は「選手だけが受ける研修」ではなく、選手を取り巻くチーム全体で誤りを減らす仕組みとして考えるのが適切です。