ゴルフ百科事典

コース管理予算は、近隣コースと同じ金額を目安にしていい?

コース管理・予算

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まず答え

金額だけの横比較は危険です。同じ予算でも、管理面積、、水道費、人件費、設備の年齢、コース設計、求める品質で実際にできることは大きく変わります。まず自コースの目標と必要作業を決め、そのための人・機械・水・資材を積み上げて予算化します。

詳しい解説

コース管理予算は、近隣コースや全国平均と比べれば参考にはなりますが、『同じ18ホールなら同じくらい必要』とは言えません。USGAは、同額の予算でもコースごとに条件が違うため、単純比較はほとんど意味を持たない場合があると説明しています。

差を生む要因は多くあります。管理面積、バンカーや樹木の量、芝種、暑さや降雨などの生育環境、水の単価、設備や散水システムの年齢、機械更新の必要性、求める刈込み頻度や景観品質などです。特に人件費は大きな比重を占めるため、同じ総額でも地域の賃金水準が違えば使える労働時間は変わります。

USGAは、予算を考えるときに『期待するコース状態』と『それを実現する資源』を対応させることを重視しています。たとえばグリーンを毎日刈り、頻繁にし、バンカーを高頻度で整備するなら、そのための労働時間と機械費が必要です。逆に予算を下げるなら、維持する優先順位を決め、ラフや装飾など一部の管理水準を見直す必要があります。

GCSAAの運営調査は全国・地域別の平均値を比較する材料になりますが、平均は答えではありません。実務では、自コースの必要作業量、設備更新、資材、水、人件費を積み上げ、その予算でどの品質まで持続可能かを確認することが基本です。