ゴルフ場の コース管理予算には、 何が 含まれる?
コース管理・予算
まず答え
コース管理予算は、芝やコース状態を維持するための人件費、機械のリース・修理、肥料・薬剤、燃料、散水設備や水、砂・土などの年間運営費をまとめたものです。大規模改修や設備更新は、施設によって別枠で扱うことがあります。
詳しい解説
コース管理予算は、芝を刈る費用だけではありません。日々のプレー条件を維持するために必要な人、機械、資材、水、施設を動かす費用をまとめた年間の運営計画です。
GCSAAの2024年Maintenance Budget Surveyでは、米国18ホールコースの2023年実績で、主要な支出項目として人件費、機械リース、肥料、機械修理、殺菌剤、燃料・潤滑油などが挙げられています。最大項目は人件費でした。ただし、資料内で人件費比率の要約と年度別詳細表に相違があるため、ここでは特定の割合を確定値として扱いません。ほかにも散水設備の動力・修理、建物の光熱費、除草剤・殺虫剤、成長調整剤、砂・土、小型工具などが予算項目に含まれます。水を購入するコースでは水道・用水費も重要ですが、同調査では水を購入している施設が一部だったため、最大支出項目の集計からは除外されています。
ただし、予算の金額だけでコース品質は決まりません。USGAは、管理予算はそのコースの面積、設計の複雑さ、芝種、生育環境、設備・インフラ、求める仕上がりなどに合わせて組む必要があり、近隣コースと同額でも必要な人員や作業量は同じにならないと説明しています。
また、日常の維持費と、大規模改修や高額設備の更新を同じ予算に含めるかは施設の会計方法で異なります。そのためコース管理予算を比較するときは、総額だけでなく「何を含んだ金額か」をそろえて見る必要があります。
つまり、コース管理予算とは『芝をきれいにするためのお金』ではなく、目標とするプレー条件を年間を通じて実現するための人員・機械・資材・水・設備の運営計画です。