ゴルフ百科事典

グリップは、毎回同じ握り方にするべき?

グリップ・再現性

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まず答え

完全に同じ形へ固定する必要はありませんが、基準となる握り方は毎回そろえられる方がいいです。無意識に手の向きや握る力が変わると、フェース向きや打球の変化と区別しにくくなります。

詳しい解説

基準となる握り方へ戻せるようにし、意図した変更と偶然のずれを分けるのが実用的です。毎回すべてを同じ形・同じ力へ固定する、という意味ではありません。

手の向き、クラブ上の位置、指と掌の接触、握る力は別の項目です。日によって理由なく手の向きや位置がずれると、スイングの変化と区別しにくくなります。まず同じクラブ・同じショットで自分の基準を確認し、変えるなら何を変えたか記録します。

Carsonらの男性プロ12人の実験では、ウィーク・ニュートラル・ストロングの条件で手首の動きとフェース向きが変わりました。握り方の変更は構えの見た目だけにとどまらず、動作と結果へ影響し得ますが、必ず特定の球筋になるとは限りません。

一方、握る力を測った20人の研究と、低ハンデ8人の7番アイアン・ドライバー比較では、個人内で繰り返される力の波形が報告されています。これは手の位置が毎回完全に同じだったという証明ではなく、全員が同じ握力で振るべきという結果でもありません。

狙う球筋や特殊なショットに合わせた変更と、同じ条件で基準の位置を再現することは両立します。クラブが違えば必ず握り方を変える、日ごとに変える、という決まりもありません。パターや特殊ショットを通常のフルスイングと同じ条件として扱わず、変更後の・フェース向き・出球を確認します。

構えてから握り直す場合は、手の配置を整え直す行為として、フェースと身体の向きも再確認します。握り直しただけでミスが直る保証はありません。『変えられること』と『元の基準へ戻せること』を分けて見るのが、グリップの可変性と再現性の違いです。